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上戸彩

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加藤宏和

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上戸彩写真集 『North East West』(ホーム社)


 日本人の顔立ちの特徴としてあげられるのが彫りの浅さである。欧米人と比べるとアジア人は全般的に彫りが浅い。日本人だけに焦点を当てるとそのなかでも濃い顔立ちの人と薄い顔立ちの人に分かれる。映画『テルマエ・ロマエ』には“平たい顔族”と称される日本人が現れる。同作は古代ローマ時代の浴場と、現代日本の風呂をテーマとしたコメディ映画。顔の濃い阿部寛演じる浴場設計技師のルシウスがタイムスリップして日本の浴場に迷い込む。ルシウスは映画に登場する日本人のことを“平たい顔族”と称す。

 女優・上戸彩は同作で “平たい顔族”の1人、山越真実役として登場する。確かに上戸の顔は平たい。とても美しい顔立ちだが、鼻もどちらかというと低く、目元の彫りも浅い。彫りが浅くても美形の代表格といえるだろう。

 また、忘れてはならない平たい顔女優に蒼井優があげられる。蒼井は平たい上に顔立ちも薄い。頬骨が出ておらず、唇が薄い。鼻も低い…にもかかわらず、人を惹きつけてやまない美しさがある。透明感があるからだろうか。

 蒼井優を継ぐ次世代女優が黒木華だ。キャラクターだけでなく、顔立ちも似ている。もう一つなにか似ているものがあるような気がすると思い、熟考したところ、ふたりとも日本人には馴染み深い“おかめさん”にどことなく似ていることがわかった。蒼井も黒木も美人だが、人気が出た理由には、日本人が安心する顔立ちだったことが挙げられるかもしれない。

 同じ若手女優では広瀬すずも何気に平たい顔女優だ。鼻筋が割と通っているように見えるが、鼻が高いわけではない。頬骨が出ているわけではないし、眼力は強いが、彫りの深さは感じられない。でも圧倒的に美形の顔立ちだ。米テキサス大の研究者らによると、男性は平均顔を美人と判断するそうだ。だから、広瀬はきっと平均顔なのだろう。

 もう1人、覚えておいてもらいたい平たい顔女優がいる。日本の映画界になくてはならない存在の片桐はいりだ。頬骨が出ていて、鼻筋も通っていて、彫りが深いように見えるが、なぜか平たく見える、不思議な顔立ちが魅力。正面から見た印象のインパクトが強いため、1つの絵を見ているような感覚に陥る。多分、目の錯覚なのだろう。

 彫りの深い欧米人のような顔もよいが、日本人らしい平たい顔も味わい深い。というよりも、平たい顔には愛着がわき、馴染みやすいのだ。そのため、平たい顔女優は日本エンタメ界において、なくてはならない存在なのである。
(加藤宏和)

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