【閲覧注意】ヴェルサーチ殺しの変態SM連続殺人鬼クナーナン、残虐の生涯! 救いようのない性悪で、虚言、首切り、血みどろ…
十代半ばになり、クナーナン一家はさらに階級の良いランチョ・ベルナルドに移住。金銭的に余裕ができた両親は物覚えの良いアンドリューを年間9000ドル(約98万円)の学費がかかる名門私立校ザ・ビショップス・スクールに入学させた。サン・ディエゴのエリート子女が通うこの学校での生活をアンドリューはいたく気に入った。名門校に通う息子が自慢の父親は、アンドリューが求めるまま、スポーツカーを買い与え、夫婦で使っていた主寝室まで譲りアンドリューの自尊心を満たしてくれた。
プライドが高くなるにつれ、ますますホラ吹きになっていったアンドリュー。自分がゲイであることも隠さず、逆にそれが一種の“ステータス”であるかのようにオープンにした。学校ではウォーターポロ・チームの練習を見て口笛を吹いたり、男が好きな年上の金持ち男性たちにも取り入り、可愛がられるようになった。好きなテレビドラマは、20年~30年代のイギリスのカトリック貴族一族の姿を描いた『情愛と友情』で、セバスチャンというゲイ貴族青年を真似してテディベアを持ち歩いたりした。
男好きな年上の男たちは若く生き生きしているアンドリューの虜になったが、級友たちはアンドリューの言うことはほとんど信じず「関わらない方がよいタイプの嘘つき」だと見破っていた。ゲイだということも「注目集めの嘘」だと思う人が多かったという。
1987年、アンドリューはザ・ビショップス・スクールを卒業。卒業アルバムでは、級友たちから皮肉をこめて「みんなから一番忘れられない人」に選出された。卒業アルバムには生徒たちが「自分の生まれ育った場所やこれまでの自分を写真付きで振り返るページ」が与えられ、みな、所狭しとこれまでの生い立ちを綴ったが、アンドリューは「Apres moi, le deluge(我亡き後に洪水よ来たれ)」というフランス語の語句だけを載せ「嘘つきだから生い立ちなんて書けないんだ」「本当の自分を見つめたくないのだろう」と級友たちから白い目で見られた。
■豊かな生活から一転、愛人稼業に
サン・ディエゴ大学に進学したアンドリューは歴史を専攻。相変わらずホラを吹きまくり自分を大きく見せる日常を送っていた。しかし、19歳の1988年10月、父親が横領事件を起こし、逮捕される前にフィリピンに逃亡。残された一家には貯金もなく、母親は生活保護を申請。極貧生活へと転落してしまった。
無一文になったアンドリューは大学を中退し、父親が住むフィリピンへと向かった。自分に何でも与えてくれた父親のもと、フィリピンでなら豪華絢爛なハイクラスの暮らしができるかもしれないと期待したのだろう。しかし、父はフィリピンの底辺で貧しい暮らしをしておりアンドリューは激しく落胆。すぐにアメリカに帰国し、過去を消し去りリセットして、思い描いていた理想の人生を歩もうと決意した。
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