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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

中国の国民的スターで、『アイアンマン3』や『X-MEN』などのハリウッド映画にも出演している女優の范冰冰(ファン・ビンビン)がスキャンダルに見舞われている。なんと、巨額の脱税疑惑が持ち上がっているのだ。

「新浪新聞」(6月4日付)などによると、疑惑の発端は、国営放送・中央電視台で司会者をしていたこともある崔永元氏が5月28日、中国版Twitter「微博(ウェイボー)」にアップした、二重契約書と思われる画像。ところどころ判読できないように塗りつぶされているものの、そこにファン・ビンビンの名前が記されていたのだ。

 崔氏は翌日、この画像について補足説明する投稿をした。

「一人の役者が一つの作品に出演するのに、なぜ契約書が2枚あるのか。1枚には1,000万元(約1億7,000万円)、もう1枚には5,000万元(約8億5,000円)と記載されている。この役者は、たった4日間で6,000万元(約10億2,000万円)を手にできるのだ」

 つまり、所得隠しのために、契約書を2通に分けているというわけだ。これを受け、ファン・ビンビンの事務所はすぐさま声明を表明。4日間で6,000万元の報酬はデマであると否定した。「ファン・ビンビンを公然と侮辱する行為であり、彼女の合法的利益を侵している」と崔氏を厳しく批判し、投稿の削除を求めた。しかし、現在までに崔氏は削除に応じていない。

 大スターの脱税疑惑とあって、当局も敏感に反応している。4日、国家税務総局の江蘇省無錫支局が調査に乗りだした。すると、そこで新たな事実が発覚した。ファン・ビンビンは多くの企業の株を保有しているが、注目すべきが「無錫愛美神影視文化有限公司」だ。彼女は同社の大株主で、2016年4月には自身の芸能マネジメントに関する代理契約を結んでいる。15年に設立されたばかりの会社だが、同年の営業収入は約3,500万元(約6億円)で純利益は53万元(約900万円)だった。にもかかわらず、納税額は0元。約1,000万元の負債があるためのようだが、なぜか16年以降は財務状況を開示していない。

 さらに「新京報」(同8日付)によると、新疆ウイグル自治区ホルゴス市に同社の子会社が登記されていることがわかった。記者が会社所在地に行ってみると、家具があるだけでフロアには誰もいなかった。このフロアには200社以上の企業が登記されているが、それだけの部屋があるわけがない。ここに登記されている会社は、同市の税制上の優遇政策を受けるために設立されたペーペーカンパニーなのだ。彼女がこのペーパーカンパニーを利用して税金を逃れていた可能性もある。

 そんな彼女は3日、恋人とラスベガス空港にいるところを居合わせた中国人に撮られ、その写真がネット上に公開されている。ある情報では、ファンたちはカジノで約1,200万ドル(約13億2,000万円)を散財したという。

 これだけ短期間にいろいろと醜聞が出てくると、いくら人気者といえど、人民からの支持を維持することは難しいようで、ネットでも批判の声が多く見られる。中国では脱税の罪は相当に重い。腐敗や汚職への取り締まりが厳しいご時世だけに、もしこれらがすべて事実であれば、ファン・ビンビンは芸能界、いや、シャバに居続けることすら難しくなる可能性もある。
(文=大橋史彦)

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