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画像は、「Gore Brasil」より

 他者の顔や身体に硫酸や塩酸などの強酸を浴びせて火傷を負わせる行為を「アシッドアタック」という。強酸の入手が容易な国々で現在もアシッドアタックが頻発していることは、これまでトカナで報じてきた通りだ。特に、女性の容貌を損なうことを目的とする元夫や元交際相手による犯行が多く、女性に対する人権侵害として国際的にも非難の対象となっている。

 そんなアシッドアタックによる被害者の姿を収めた衝撃画像が、海外の過激ニュースサイト「Gore Brasil」にて公開された。

 アシッドアタックで顔と上半身が焼けただれた女性――。3年前、彼女は離婚を受け入れようとしない元夫から酸を浴びせられたという。火傷痕が顔面を覆い、かつての美しかった面影は完全に失われている。左目を失い、右目も見えなくなった。残っている眼球の視力を回復させる手術を受ける予定だが、費用が足りない。彼女の娘は現在、手術費用を集めるために、ネット上で写真を公開して寄付を募っているのだ。

 アシッドアタックの加害者は断罪されて当然だが、それだけでは被害者の救済につながらない。Gore Brasilで紹介された女性のように、資金不足が原因で被害者がまともな治療を受けられない社会にも問題があるといえよう。

 こうした問題を背景に、パキスタンの国民議会(下院)で先月、アシッドアタック被害者に無料で医療とリハビリを提供する「酸と火傷に関する犯罪法案2017(The Acid and Burn Crime Bill 2017)」が可決された。下院での審議に4年も要した法案が今後、元老院(上院)でも可決されるかどうか注目される。「Acid Survivors Foundation (ASF) Pakistan」代表のヴァレリー・カーン氏は、「国会議員が問題の重要性を認識し、犠牲者を救済するための包括的な取り組みに賛同したことは、大いに意義のある進歩です」と語る。女性の人権が軽んじられるパキスタンだが、近年は国民意識の高まりや処罰の恐れから、アシッドアタックは減少傾向にあるという。

 アシッドアタック被害者の救済を目的とした法律や制度の整備は世界的な課題である。理不尽な犯罪によって苦しむ女性が1人でも減ることを願っている。
(文=標葉実則)

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コメント

1:村田工場2018年6月14日 20:42 | 返信

大麻は集合住宅でやると、そういう仕打ちを喰らう可能性もある。覚えておけ。

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