視覚異常を抱えながら名作を描いた画家3選
視覚異常を抱えながら名作を描いた画家3選! “違う世界が見えていた”からこそ生まれた至高の芸術に打ちのめされる!
■クリフトン・プー
遺伝的な色覚異常を抱えている人は男性で8%、女性で0.5%ほどいると言われている。赤と緑の区別がつかないタイプの色覚異常では青いリンゴと赤いリンゴの区別がつかない。これは画家にとっては致命的なハンデとなるだろう。
しかし、オーストラリアで最も権威ある芸術賞「アーチボルド賞」を3度受賞し、オリンピックの芸術競技で銅メダルを獲得したこともある画家クリフトン・プー(1924~1990)は、先天的な色覚異常を抱えていたにもかかわらず、作品にはまったくその影響が見られないというのだ。
プーが色覚異常であったことは生前のカルテからも判明している上、プーの親族を調べたところ、赤と緑の見分けがつかないことが分かったという。一体、プーはどうやって絵を描いていたのだろうか……。
絵画は視覚芸術である以上、目の異常は大きな障害となる可能性がある。しかし、違う世界が見えているからこそ描ける絵があることも確かだろう。時には視覚異常が名作絵画を生み出すこともあるのかもしれない。
参考:「Big Think」
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