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 オーストリア、ウィーン大学認知生物学教授のリサ・ホーン博士と同僚が、男女児童の行動を観察・研究した。その結果、非常に面白い発見があった。それは、より高いテストステロンの数値を示す子どもは、他の子どもとおもちゃを分け合わないことであった。


■人差し指と薬指の長さと人格特性

 子宮内で胎児がさらされるホルモンの量は、胎児の指の長さの発達に影響を及ぼすとされる。人差し指よりも長い薬指を持つ子どもは、子宮内で男性ホルモンであるテストステロンにより多くさらされたということを意味するというのだ。

 これら2本の指の長さの比は、妊娠初期の終わり頃に決まるが、子宮内でテストステロンが多いと人差し指よりも薬指が長くなる。そして、反対に女性ホルモンであるエストロゲンが多いと、2本の指はだいたい同じ長さになることは定説になりつつある。

 既に以前の研究で、人差し指よりも長い薬指を持つ子どもは、より攻撃的であることも発見されていた。しかし今回の研究によれば、彼らは利己的でモノを友人と共有しないことが新たに分かったというのだ。

 人類学者は妊娠中のテストステロンレベルが高いほど、男児と女児ともに「男性化」につながると主張している。そして、子宮内での高いテストステロンレベルは、誕生後も高いままキープされるという。

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 「Daily Star」の記事より


■実験方法

 研究には、子どもたちは友人やクラスメートとペア、あるいは1人で参加した。そして、子どもたちが欲しがるシールを「自分だけがもらう」か、もしくは「友達と分け合う」かを選ばせた。

 研究対象は6歳から9歳までの45人の子どもで、子どもたちの人差し指と薬指の長さが測定された。次に、それが結果に影響を与えるかどうかを知るために、彼らの一番の仲良しの名前を尋ねた。その後、2D:4D比(人差し指対薬指の比)として知られる数値を測定、分析し、その子どもが子宮内でさらされたテストステロンのレベルを推定した。

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