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亡くなった人々。画像は「Daily Mail」より引用

 しかし、確かに一家には事件には巻き込まれるような事情はなかったが、家の中からは「殺人マニュアル」を記した謎のノートが発見されている。これによって、一家は「集団自殺」したのではないかという見方が出てきている。このノートは一家の人々が書いたものとみられ、その中には多くの宗教的な記述があり、「魂の救済」として記された儀式の詳細は一家の死亡時の状況とよく似ているという。

 ノートによれば、今回の儀式は10年前に死んだ一家の父の魂を救うためのものだという。どうやら11人はこの儀式のためにお互いの手足を縛り、恐怖を克服するために口や目を塞ぎ、天井からぶら下がったというのである。ノートには儀式について、「地面が揺れ、雷鳴が轟き」「彼らは救われる」などの記述もあるといい、一家は死ぬつもりで儀式に臨んだのではないとも見られている。

 また、家の近くに設置されていた防犯カメラには、遺体発見の前夜、一家が自ら道具を運び込んでいる様子が残されていた。警察は事件と自殺両面から捜査を行っているが、宗教的な背景を持つ集団自殺だったという見方を強めているようだ。しかし、別の町に住むNarayana Deviの娘は、一家はオカルトめいた宗教や思想など持っていなかったと証言し、「家族が自殺したとは思えない。皆とても幸せだった。誰かが私の家族を殺したのだから、警察は犯人を逮捕しなければならない」とコメントしている。

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防犯カメラの映像の一部。画像は「Daily Mail」より引用

 現地のニュースメディア「India Today」によると、インドでは現代でも人間を生贄にする宗教的な殺人がしばしば起きているそうで、ある統計によれば2014〜2016年の間に52人が「神への生贄」として殺害されているという。その被害者のほとんどは未成年者だったそうだ。IT産業や宇宙開発など様々な分野で世界的に存在感を増しつつあるインドであるが、その足元にはまだまだ解決すべき問題が残っているようだ。

(編集部)

参考:「BBC」「Daily Mail」「India Today」ほか

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