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画像は、「YouTube」より

 近年、主に米国で「アンティファ(Antifa)」と呼ばれる極左グループが台頭している。その名は「反ファシスト(Antifascist)」の略語である。彼らは人種差別や白人優越主義などに対抗して暴力的な抗議活動を行う。特定のリーダーがいるわけではなく、インターネット掲示板などで緩やかにつながった個人が集結して、保守派のイベントに乗り込んでは妨害に打って出るのだ。

 昨年9月には、米カリフォルニア州バークレーのマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・シビックセンター・パークでも、アンティファが極右活動家を攻撃するという暴動事件が起こった。これ以前にも、アンティファはさまざまな集会やイベントでも活動してきたが、こうした行為を擁護する左派がいる一方、非暴力的な活動を行う多くの左派はアンティファを強く非難する。左派の中でも異端視されている存在、それがアンティファなのである。

 そして先月30日、同国オレゴン州ポートランドでも、トランプ大統領を支持する極右団体「パトリオット・プレイヤー」の集会をアンティファが妨害し、暴動へと発展した。この事件で4人が逮捕された。また、4人が救急車で病院へ搬送され、3人は軽傷、残り1人は命に別状はないものの重傷だという。

 アンティファは、パトリオット・プレイヤーをファシズムと人種差別を信奉するグループであると非難する。一方、パトリオット・プレイヤーの指導者たちは、アンティファが言うような人種差別を否定し、集会への参加は全ての人種に開かれていることを強調している。そして、アンティファの暴力的な活動を阻止しようとしない警察や市民に対して怒りと不満を露わにした。

 この暴動の最中に起こったストリートファイトの様子を収めた動画がYouTubeなどに公開されている。パトリオット・プレイヤーのメンバーに殴りかかろうとするアンティファ。すると、その拳をかわしたパトリオットが、鋭い右フックを繰り出した。それが見事に顔面にヒットし、アンティファはぶっ倒れて動かなくなってしまった。仲裁に入った女性とパトリオットが口論している間に、アンティファは仲間たちに運ばれていった――。

 政治的な立場の違いが暴力の連鎖へとつながり、地域の絆が崩壊していくことに危機感を覚えざるを得ない。極右と極左が台頭しつつある世界において、両者が非暴力的な方法で歩み寄る道が模索されるべきではないのだろうか?
(文=標葉実則)

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