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画像は、「The Daily Mail」より

 フィリピン南部ミンダナオ島イルガン市に住む女子学生、ベロニカ・コミンゲスさん(14)は、胸部と腹部に2本の腕と楕円形の腫瘍がある状態で生まれた。これは「寄生性双生児」と呼ばれる奇形で、一卵性双生児の受精卵が分離する際、原因不明の異常が生じ、一方がもう一方に結合したり、吸収されたりすることで発症する。正しく成長しなかった寄生性双生児の体の一部が、ベロニカさんの体の成長に合わせて大きくなって、手には爪まで生えるようになった。

 ベロニカさんは、地域の人々が資金を調達してくれたおかげで、寄生性双生児を切除する手術を受けられることになった。そんなベロニカさんは「幼い頃、私はそれ(寄生性双生児の腕)はただの足だと思っていました。でも、私が成長するにつれて、それもどんどん大きくなりました」と話す。寄生性双生児の体の一部は重く、ベロニカさんの動きを制限し、時にはお漏らしまでしたという。そのため、ベロニカさんの服はいつも濡れていたのだ。

 ベロニカさんの母親、フローラ・コミンゲスさんは双子の成育歴について語った。フローラさんは妊娠中に適切な医者の診断を受けられなかったが、双子が生まれることは知っていたので、その2人の名前をどうするか考えていた。しかし、不幸なことに、ベロニカさんの妹は完全には発達していなかったため、ベロニカさんは寄生性双生児と一緒に成長することを余儀なくされた。

 ベロニカさんのへそはいつも濡れていた。寄生性双生児から体液から溢れてきて、血を噴出することもあったからだ。フローラさんは「(寄生性双生児の)穴から出る液体は、人間の排泄物のようでとても臭いました」と当時を振り返る。

 ベロニカさんの手術を担当する医師、ビード・エスピネーダ博士は、「これらの症例のほとんどは、通常、身体の部位が命に関わるわけではないので除去できます。それらの大半は皮膚や骨に付着しているだけです。外科医にとって、切り離すのは簡単です」と言う。

 ベロニカさんは、来週から数週間タイに滞在して、手術を受ける予定だという。カバックサナンのバランガイ評議会のスポークスパーソンは、次のように述べている。

「ベロニカが手術を受けられるように準備が進められています。手術後、彼女が普通の女の子と同じ健康的な生活を送れるようになることを願っています。彼女にとっては苦難を伴う人生でした。しかし、彼女はとても分別があり、賢く、成熟した女の子で、素晴らしい学生です。彼女がすぐに手術を受けられることを誰もが喜んでいます」

 生まれてからずっと寄生性双生児に悩まされてきたベロニカさんは、地域の人々の支援を受けて、第二の人生を歩み出そうとしている。人間として誕生できなかった妹の分まで幸せになってもらいたい。
(文=標葉実則)

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