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 シロシビンは幻覚作用を持つアルカロイドの一種で、摂取すると視覚や聴覚に様々な変化が現れ、幸福感や一体感を感じるという。マジックマッシュルームなどのキノコは古くから宗教儀式に用いられ、神秘体験をもたらすことで知られているが、その作用を引き起こしているのがシロシビンである。

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マジックマッシュルームの一種。画像は「Wikipedia」より引用

 日本では『麻薬および向精神薬取締法』の対象とされて厳しく規制されているシロシビンであるが、毒は使いようによっては非常に役に立つ薬にもなりうるのはご存じの通りである。効果が高く依存性も低いとされることから、最近ではシロシビンのうつ病や群発頭痛への応用が研究されている。禁煙治療のそのうちの一つである。

 今回の論文は2009〜2015年に治療試験に参加した15人の追跡調査をまとめたものである。15人のうち12人を平均30カ月後に面接して聞き取り調査したところ、うち9人が禁煙に成功しており、2人は喫煙を再開、1人は付き合いのときだけ喫煙するようになっていた。

 参加者によれば、シロシビンの摂取による様々な精神的な経験がニコチン離脱症状の辛さを忘れさせてくれたという。治療の効果は禁煙だけではなかった。参加者らは審美的な鑑賞力や利他主義、社会的な行動という点でも良い影響があったと、治療の副次的な効果も報告している。

 まさに「毒をもって毒を制す」というような治療であるが、喫煙は世界的にも大きな問題であり、有効な治療法の確立が急がれている。治療によってタバコは止められたがシロシビン中毒になってしまった……というのでは本末転倒であるが、そのようなデメリットなく治療できるのであれば、禁煙したい人にとってはまさに朗報であろう。今後の研究に期待したいところだ。

(編集部)

参考:「Daily Mail」「Journal of Psychopharmacology」ほか

コメント

1:匿名2018年8月 9日 10:58 | 返信

大麻も古代から神道儀式でも使われてきて、日本人の精神性と生活に深いつながりがあったそうだ。
愚民政策で人々の精神性を貶めたい支配者は、
人間の精神性を高めるものは取り上げ、規制する。

元々ヒロポンなどは、特攻隊に支給し利用させていたもので、戦争が終わって在庫がなくなってから規制されるようになった。
結局、麻薬が身体に悪いか悪くないか、人々が利用できるかできないかは、権力を握る者の都合で決まるということだ。

むしろ、人々に麻薬は害悪であるとの認識を植え付けるために思わせるために、わざわざ麻薬に変な毒を混ぜているとも考えられる。

すべてにおいて奴らのやることは人々のためじゃなく、自分たちの都合だけでしかない。

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