萩原聖人×サイキック芸人キック対談

萩原聖人が麻雀プロ入りの“知られざる理由”と葛藤を激白! 中学時代からハマり出し、「Mリーグ」へ…(サイキック芸人キック対談)

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キック:麻雀ってもともと占いですからね。中国では家族で大事な人が死んだり、家の中で問題が起きたりするると、祖先の前で麻雀をやっていたみたいなんですよ。左回りで回していって、家族の運がどういうふうに変わっていったかを見るんです。「萬子(ワンズ)」はお金の出入り、「索子(ソーズ)」が食料の出入り、「筒子(ピンズ)」は財産の出入り、「字牌」が人間関係と季節や方位を表すものなんですよ。その麻雀で神がかり的に強い人ってやっぱり超能力者なんです。だから、麻雀のプロリーグっていうのは「超能力者ナンバーワン決定戦」って置き換えてもいいんじゃないかと思います。

――萩原さんがそもそも麻雀を始めたきっかけは何なんですか?

萩原:僕は子供の頃、母親と離れて暮らしていたんです。それで何カ月かに1回、母親のところに遊びに行っていたんですけど、そのときに母親が毎晩麻雀を打っていたんです。祖母も麻雀が好きで一緒に打っていました。その印象があったから最初は嫌だったんですよね。

でも、中学生のときにトランプとかのゲームの延長線上で「麻雀やってみない?」って友達に誘われて。それで始めたのがきっかけですね。

キック:最初から強かったんですか?

萩原:どうだったんですかね。仲間内では結構強い方だったと思いますけど、中学生ですからね。それで気がついたら麻雀ばっかりやるようになっていて。それからは、東京に出てきて役者になってからも、やり続けていましたね。

――数あるゲームの中でも麻雀というものにハマった理由は何かあったんでしょうか?

萩原:いや、理由は特にないです。なぜテレビの麻雀番組とかで打つようになったのかもよく分からないんですよね。まあ、当時は麻雀界もスターを求めていて、僕みたいな年齢で麻雀を好きだっていうタレントがほかにいなかったんです。出版社が主催している麻雀の大会に呼ばれて出てみて、そこで「あ、この子強い!」みたいになって。ある大会で優勝してから、「萩原聖人=麻雀」みたいになったんです。

 でも、それは諸刃の剣だったんですよね。麻雀というと「徹夜」とか「ギャンブル」という印象もあったので。麻雀を打つことで僕についたイメージはネガティブなものが多かったかもしれない。ただ、それでも、僕は麻雀に真剣に向き合っていたので、やめようとは思いませんでした。

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 テレビで麻雀を打つ番組に出るのも、最初はウチの事務所にも反対されていたんですけど、「俳優として出るならいい」っていうことになって。やるからには自分の麻雀で人を魅了したいと思ったんですよね。

 麻雀番組を見る立場として思うのは、つまらない麻雀を打っているのを見ると眠くなっちゃうんですよ。だから、僕が出るときにはこれはやめようと。たとえ自分に優勝の目がなくても、「コイツはなんかやってくれるんじゃないかな」「もしかしたらここから逆転するんじゃないかな」みたいに思ってもらえるような麻雀を打ちたい、っていうのを心がけてきたんです。

 それで、「Mリーグ」が始まるというのを聞いて、「やっとこの時代が来たか!」って。麻雀を真面目にやってきて良かったなって思います。麻雀を打っていて「強い」とか「かっこいい」って言われる時代が本当に来ちゃったわけで。「Mリーグ」がどんどん大きくなって話題になれば、麻雀プロがワールドカップに出ていたJリーガーみたいに……なかなかならないとは思いますけど、そういう存在に近づけるかもしれないですよね。

 そうは言っても僕も50手前で、いつまで麻雀プロでいられるのかなっていうのは思いますけどね。脳の老化とかいろいろ含めて、そんなに長い時間は無理かなと。この5年なのか、10年なのか分からないですけど、この期間は生き抜かなきゃいかんな、とは思ってますね。

●プロフィール 萩原聖人
TVドラマ『はいすくーる落書2』(90年/TBS)で人気を博し、映画『学校』(93年)、『月はどっちに出ている』(93年)などで映画賞を多数受賞。『マークスの山』(95年)、『CURE』(97年)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞他を受賞。近年の主な出演作品に【舞台】『魔術』(16年)、『百年の秘密』(18年)【映画】『きみの鳥はうたえる』(18年/
三宅唱監督)、『こんな夜更けにババナかよ』(18年冬公開予定)【TVドラマ】『みをつくし料理帖』(17年/NHK)、『復讐捜査』(18年/EX/主演)など。また、俳優業の傍ら麻雀の腕も磨き、フジテレビの麻雀バラエティ番組「THEわれめDEポン」では13回優勝。芸能界最強の腕前と言わ続け、2018年に日本プロ麻雀連盟に加盟した。
<告知> 8月から9月にかけて、伊坂幸太郎の小説が原作の舞台『死神の精度 〜7 Days Judgement』が、東京、岡山、愛知、兵庫、山形、宮城、岩手で上演される。 『死神の精度 〜7 Days Judgement』の詳しい情報はコチラ→https://twitter.com/7days2018

●プロフィール キック
1979年11月13日生まれ東京都出身。2005年デビュー。ムエタイ漫談のネタでNTV『エンタの神様』等に出演。近年ではサイキック芸人としてバラエティ番組に出演中。趣味は、オカルト研究、夢日記をつける、温泉巡り(温泉ソムリエの資格あり)野球、ゴルフ、空手、キックボクシング、食べ歩き。特技は、ハイテンションタロット占い、ダウジング、負けないじゃんけん!
<告知>8月8日(水)より、Amebaが運営する知識や特技などのスキルを商品化して販売するプラットフォーム「REQU(リキュー)」にて、『サイキック芸人』キックの占いが販売開始!ユーザーの悩みに対して「タロット」「風水」「数秘術」を駆使してアドバイス! 普段は「ハインションタロット占い」で占いをネタにしてテレビに出演していますが、テレビでは見せない『ガチ占い』が、口コミで広まって、今回「REQU」で商品となった!「キックさんの占い、マジで結構当たるんです」(トカナ編集部より)
・「REQU」 → https://letter.requ.ameba.jp/

【レギュラー番組】
エンタメ〜テレ「超ムーの世界シリーズ
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【ブログ】http://ameblo.jp/kickhoshi/

文・取材=ラリー遠田

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