ぬかるんだ田んぼで男女が“泥を塗り合い”セックス…！ 中部地方に伝わる田植えシーズンのエロすぎる豊作祈願とは!?

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【日本奇習紀行シリーズ 中部地方】

  世の中には実に変わった趣味嗜好を持った人々がいるもので、そうした人々が繰り広げる日々の営みは、時として様々な影響を、地域社会に与えるようである。

「一応は祭りという形だけどね。けど、最初は助平なヤツらが勝手にやりだして、そのまま続いたっていう話だよ」

　かつて中部地方のとある地域の片隅に位置する小さな集落で行われていたという、“一風変わった男女の営み”についてそう語るのは、当地で長らく雑貨店を営んでいる吉本三郎さん（仮名・81）。なんでも吉本さんの話によると、当地の既婚男女は、日頃溜め込んだ鬱々とした劣情を、思わぬ形で発散していたのだという。

「毎年、春になるとね、田植えの前に、田んぼに水を入れるんだけど、その時に村祭りがあってね。一応は、豊作祈願という体なんだけども、ぬかるんだ田んぼで、男と女が入り混じって、泥を塗りつけあう行事があるのよ。けどそのときに、みんな酒が入っているもんだからね、服なんか途中で脱いじゃって、スッポンポンで馬鹿騒ぎしていたもんだよ」

　田植えシーズンを前に泥レスリングじみたイベントを行うケースは、今なお日本各地に散見されるが、それが男女混合で、しかも裸でくんずほぐれつのものとなると極めて珍しいケースだ。

「まぁ、ここいらは色町もないし、娯楽らしい娯楽もなかったからね。みんな年に一度の無礼講という感じで、発散していたんじゃないかな」

　一応は、建前上、「豊作祈願の行事」という体でありながらも、その実、村人たちのガス抜きとして続けられていたと思しき当地のこの風習。既に行われなくなって久しいというが、その往時には近隣からも人が押し寄せるほどの大規模イベントであったというだけに、その光景を一目見てみたかったものである。

文＝戸叶和男

戸叶和男

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