『1979年にわいせつ物頒布等の罪で起訴された大島渚の代表映画『愛のコリーダ』の書籍』

2013年1月15日は、日本を代表する映画監督・大島渚の死亡した日である。
昭和の犯罪史上でも最も有名な事件のひとつ「阿部定事件」を、実際のセックスを使って描き、国内外で大きな議論を呼んだ1976年の代表作『愛のコリーダ』は、“ハードコア・ポルノ”という衝撃とともに大島渚の名を世界中に知らしめた。
また、1979年に出版した同作の単行本は猥褻物頒布罪で起訴され、公判の末に無罪となったものの、社会問題となるほどの騒ぎを起こした。
映画の公開に当たってもセックスシーンはカットやボカシ等の修正が加えられ、現在もその完全版は日本で観ることができない。
世界に衝撃を与えたのが1976年、それから40年が経過したが、日本を代表する大島渚の代表的作品は、今も日本人が観ることのできないものなのである。

(画像は大島渚著『愛のコリーダ』(1979年/三一書房刊))

1月15日の不幸

1年
準備中
1947年
【未解決事件】『ブラック・ダリア事件』アメリカ・ロサンゼルスで女優志願の22歳、"ブラック・ダリア"ことエリザベス・ショートのバラバラ死体が発見された。腹部でまっぷたつに切断された遺体は鋭いメスで解剖されたかのような不思議な造形であり、犯人捜査に多大な時間と労力がかけられたが、未解決のまま放置された。後にジェイムズ・エルロイの小説『ブラック・ダリア』(1987年)で有名に。
1994年
【急死】ハリー・ニルソン(Harry Edward Nilsson III)【ミュージシャン・歌手/アメリカ】"ニルソン"名義で活躍したアメリカのシンガーソングライター。1968年にフレッド・ニールの『Everybody's Talkin'』を、1972年にバッド・フィンガーの『Without You』をカバーし、ともに原曲を遥かにしのぐ衝撃的なヒットを記録した天才シンガー。その後はアルコールとドラッグの依存症に悩み、最晩年は糖尿病も発症。自宅での睡眠中に心不全で死去。没年52歳。
2008年
【薬物中毒死】ブラッド・レンフロ(Brad Renfro)【俳優/アメリカ】1998年の映画『ゴールデンボーイ』で見出された若手ハリウッドスター。アシスタントプロデューサーも務めた主演映画『BULLY』等、演技以外の面でも才能を発揮しており、ドラッグ撲滅キャンペーンのCMでは自らシナリオを書き出演した。幼少期の父親がジャンキーであったことも影響してか次第に薬物依存症に悩まされるようになり、飲酒運転や麻薬所持でたびたび逮捕された。ヘロインの過剰摂取で自宅にて死亡。没年25歳。
2013年
【死去】大島渚【映画監督】松竹に入社後、"松竹ヌーヴェルバーグ"の旗手として若くから活躍した映画監督。ハードコア・ポルノ作品の『愛のコリーダ』や、デヴィッド・ボウイを起用した『戦場のメリークリスマス』等の作品で海外にも広く知られる。着物姿のコメンテーターとしてテレビメディアにたびたび出演しており、自らの結婚記念パーティでの野坂昭如との殴り合いでお茶の間を賑わせたことも。肺炎で80歳没。