『映画化翌年の1955年7月に刊行された香山滋の小説「怪獣ゴジラ」の表紙』

1975年2月7日は、日本が生んだ最大の怪獣映画『ゴジラ』の原作者である香山滋が死亡した日である。
『恐怖島』『悪霊島』等の冒険家・人見十吉を主人公にした秘境探検小説に怪獣を登場させていたことから東宝から声がかかり実現した『ゴジラ』は、広島・長崎への原爆体験モ記憶に新しい敗戦直後を生きた香山が、近未来の原水爆の戦争使用を恐れていたことから生み出されたとされる。その原水爆の“メタファー”としてのゴジラが、ロシアとともに境最大の原子爆弾保有国であるアメリカの映画ファンに受け、1998年にはハリウッド版の『GODZILLA』までが制作されている。果たして、その世紀の人気怪獣に込められた香山の魂の行き先は、この先の人間社会で、どこに行き着くのであろうか。

(画像は香山滋著『小説ゴジラ』島村出版/1955年)

2月7日の不幸

1年
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1975年
【死去】香山滋【小説家】日本が生んだ最大の怪獣映画『ゴジラ』の原作者である空想小説家。『恐怖島』『悪霊島』等の冒険家・人見十吉を主人公にした秘境探検小説に怪獣を登場させていたことから東宝から声がかかり『ゴジラ』の原作として起用された。同作は、広島・長崎への原爆体験モ記憶に新しい敗戦直後を生きた香山が、近未来の原水爆の戦争使用を恐れていたことから生み出されたとされる。心不全で1975年2月7日に死亡。没年70歳。