『エルジェとタンタンの彫刻(Nat Neujean作)』

1982年3月3日は、世界的人気コミック『タンタンの冒険』の作者であるエルジェが死亡した日である。
フランス・ベルギー圏のコミックである「バンドデジネ」の代表的作家であるエルジュはベルギー・エテルベーク生まれのベルギー人作家であり、その代表作である『タンタンの冒険』シリーズは日本を含む80か国以上で翻訳版が発行され、その累計発行部数は3億5,000万部以上と言われている。
そして1982年3月3日の死因は長らく白血病とされていたが、その伝記を2007年に出版したフィリップ・ゴディンによると、1979年に骨髄線維症と診断された際の輸血によってHIV感染をしていた可能性があるという。当時はその血液からHIVウィルスを特定する技術がなかったといわれ、エイズによる肺炎で死亡した可能性が高いという。
もちろん現在その真相は明らかになることはないが、3月3日を語る際にもうひとつHIVの話題は存在し、それは1989年から始まった日本における薬害エイズ問題で、被告側の有罪が確定した日なのである(2008年)。
どちらも性感染症以外の感染ルートが問題化された話題として、記憶すべき不幸である。

(画像はWIkipedia Hergéより使用)

3月3日の不幸

1982年
【エイズ死】エルジェ(Hergé)【漫画家】

世界的人気コミック『タンタンの冒険』の作者であり、フランス・ベルギー圏のコミックである「バンドデジネ」の代表的作家。ベルギー・エテルベーク生まれのベルギー人作家であり、『タンタンの冒険』シリーズは日本を含む80か国以上で翻訳版が発行され、その累計発行部数は3億5,000万部以上と言われている。1982年3月3日の死因は長らく白血病とされていたが、その伝記を2007年に出版したフィリップ・ゴディンによると、1979年に骨髄線維症と診断された際の輸血によってHIV感染し、エイズの合併症による肺炎で死亡した可能性が高いという。没年75歳。

1992年
【死去】レラ・ロンバルディ(Maria Grazia "Lella" Lombardi)【レーシングドライバー/イタリア】

F3、F5000で実績を上げ、1974年にF1にデビューした女性ドライバー(同じイタリア人のマリア=テレーザ・デ・フィリッピスに続き史上二人目)。1975年F1スペインGPにおいて6位に入賞、0.5ポイント(中断となったためポイントが半分に)を獲得し、女性としてF1史上初であり現在も唯一の入賞を記録した。なお生涯獲得ポイント0.5は現在も最小記録。ガンによりミラノで死去。没年50歳。

2005年
【死去】リヌス・ミケルス(Rinus Michels)【フットボール選手・監督/オランダ】

1960年代のアヤックス・アムステルダム、1970年代のFCバルセロナ、そして1980年代のオランダ代表を率いて数々の成功を収めたフットボールの世界的名監督。特にヨハン・クライフ、ヨハン・ニースケンスを中心としたオランダ代表で臨んだ1974年西ドイツワールドカップ大会で披露した「トータルフットボール」の具現者として名高い。1971年にアヤックスでチャンピオンズカップ優勝、1988年には欧州選手権でオランダを優勝に導き、母国に初のメジャータイトルをもたらした。心臓病によりベルギーの病院で77歳没。

2016年
【死去】雪村春樹【緊縛師・AV監督】元テレビプロデューサーから写真家に、その後緊縛師に転身。以降はAVや各種メディアで活躍。没年68歳。