『シュガー・レイ・ロビンソンとジョー・ルイス(写真右)のポートレート』

4月12日は、ヘビー級世界王座を25連続で防衛(全階級通じての最多記録)した伝説のチャンピオン、ジョー・ルイスと、ミドル級を生涯5度獲得し、今もなおパウンド・フォー・パウンド(全階級最強)と呼ばれる“オールタイム・パウンド・フォー・パウンド”ことシュガー・レイ・ロビンソンが死亡した日である。
ともにボクシングという競技を通じて黒人の社会的地位向上に大きな功績を残したアメリカ人王者であり、歳の差にして7ほどの隔たりがあった(ルイスが年長)ものの伝説的なキャリアを築いた人物である。そして、既に1938年には世界王者に就いていたルイスとデビューしたてのロビンソンには奇妙な縁があり、ルイスのトレーナーであったジャック・ブラックバーンは、毎日のように若きロビンソンを釣りに誘い、そのボート漕ぎの運動を通じて知らず知らずのうちに腕力を鍛えていたという逸話が残っている。それをルイスから聞かされて以降、ロビンソンはボート漕ぎに熱中し、そのボクシング史に残る華麗なキャリアを歩むための基盤を築いていったのだという。
そんな二人のチャンピオンが亡くなったのが同じ4月12日であったのは、奇妙というレベルを遙かに超えた運命的なものを感じてしまう。この日を“偉大なチャンピオンの命日”と呼ぶことに、異論の余地はないだろう。

(写真はWikipedia Joe Louis、Sugar Ray Robinsonより使用。前者はカール・ヴァン・ヴェクテン撮影。ともにPublic Domain)

4月12日の不幸

1638年
【戦死】天草四郎【キリシタン】島原の乱の指導者。討死。17歳没。
1861年
【戦争】「アメリカ南北戦争開戦」。第1次大戦の約11万、第2次大戦の約32万と比べてあまりも大きい62万人というアメリカ史上最大の犠牲者数を出した。
1864年
【戦争】「ピロー砦虐殺」南軍がテネシー州ピロー砦を攻略、降伏後に砦にいた北軍黒人兵士と黒人婦女子約 300人を虐殺。
1927年
【クーデター】「上海クーデター」中国国民党右派の蒋介石の指示により上海で中国共産党を弾圧、300人余を殺傷。
1945年
【死去】フランクリン・ルーズベルト(Franklin Delano Roosevelt )【第32代合衆国大統領/アメリカ】太平洋戦争勝利目前で肖像画の制作途中で脳卒中。63歳没。
1977年
【死去】 桑沢洋子【ファッションデザイナー】桑沢デザイン研究所および東京造形大学を創立。77歳没。
1981年
【死去】ジョー・ルイス(Joseph "Joe" Louis Barrow)【プロボクサー/アメリカ】全階級通じて最多防衛記録の世界王座25連続防衛の記録保持者。心筋梗塞。66歳没。
1985年
【死去】宮口精二【俳優】『七人の侍』『楢山節考』等、戦後の名作に多数出演。肺がんのため死去。71歳没。
1989年
【死去】シュガー・レイ・ロビンソン(Sugar Ray Robinson)【プロボクサー/アメリカ】「全階級を通じて史上最高のボクサー」と称される伝説的王者。晩年は糖尿病とパンチのダメージからアルツハイマー病を発症、67歳没。
2004年
【死去】山田千里【津軽三味線奏者】三味線奏者として「津軽三味線全国大会」創立。鬱血性心不全のため死去。72歳没。
2009年
【海難事故】「ソマリア沖事件」アフリカ・ソマリア沖の海賊によって拉致されたアメリカの貨物船船長救出作戦。海軍特殊部隊SEALsが海賊を狙撃し3名を殺害、船長は無事に救出。
2009年
【死去】境勝太郎【騎手/調教師】540勝を挙げた名騎手。引退後は調教師に転身、数々の活躍馬を手がけた。合併症のため逝去、89歳没。
2009年
【死去】マリリン・チェンバース(Marilyn Chambers)【ポルノ女優/アメリカ】最初に性器にピアスをしたハードコアポルノ女優のうちのひとり。白人女優でありながら、『グリーンドア』で黒人男優ジョニー・キーズとセックスしたことで話題になった。心臓病。56歳。
2012年
【交通事故】「京都祇園軽ワゴン車暴走事故」京都市の祇園で運転手のてんかん発作により観光客らが次々と自動車にはねられる事件が発生。運転手を含む8人が死亡。
2016年
【火事】東京新宿区歌舞伎町のゴールデン街で火事。
238年
【自殺】ゴルディアヌス1世(Gordianus I)【ローマ皇帝】息子の死を聞いて自殺。79歳没。