『事件前の阿部定』

東京都中野にあったうなぎ屋・石田屋に愛人・大宮五郎のつてで働いていた女中の阿部定は、やがて店の主人である石田吉蔵と恋愛関係になり、駆け落ちを決行する。そこで首締め等の激しい性交に耽る日々を送り、様々な旅館を転々とする。やがて東京都荒川区尾久にあった待合旅館「満佐喜」に辿り着き、そこがこの昭和を代表する殺人事件の舞台となった。寝ている吉蔵の首を締めて殺害し、定は彼のペニスと睾丸を切断。吉蔵の腕には「定と石田の吉二人キリ」と刻みつけ、旅館を後にした。不倫関係であった吉蔵を独占したい一心からの凶行であった。だが殺人を犯したその日には大宮と会い、晩には情事に及んだという。翌日新聞で報道され世間は大騒動になったが、20日にはあっさりと逮捕された。懲役6年で服役したが、恩赦のため5年ほどで出所した。この一連の激しすぎる情愛のドラマは大島渚監督作品『愛のコリーダ』で世界的な有名な殺人事件となり、様々なエンターテインメント作品として繰り返しモチーフにされている。そして実際に、同様の殺人も度々起きている。後世への影響力という意味では近代日本において最大級といえる殺人事件のひとつである。

(画像はWikipedia 阿部定より。Public Domain)

5月18日の不幸

1年
準備中
1911年
【死去】グスタフ・マーラー(Gustav Mahler)【作曲家/オーストリア】数々の交響曲を完成させたオーストリア出身の音楽家。 ウィーン・フィルハーモニーの指揮者としても活躍した。晩年は精神的に不安定になり神経症を患い、フロイトの診察も受けていた。 ニューヨーク・フィルハーモニックの指揮者として活動するために渡米し、アメリカで感染性心内膜炎に。急ぎウィーンに戻る。が、敗血症で死去。50歳没。
1936年
【猟奇殺人】「阿部定事件」女中の阿部定が店の主人である石田吉蔵と恋愛関係の末、寝ている吉蔵の首を締めて殺害し、ペニスと睾丸を切断。吉蔵の腕には「定と石田の吉二人キリ」と刻みつけ、旅館を後にした。不倫関係であった吉蔵を独占したい一心からの凶行であった。
2003年
【レイプ】「スーパーフリー事件」早稲田大学の非公認サークル「スーパーフリー」が組織的に学生を集団レイプしていたことが発覚。起訴された3件のうち最後のレイプ事件が2003年5月18日の六本木での一件。20歳の女子大生を5人で輪姦した容疑で、サークル代表の和田真一郎(当時早稲田大学2年・28歳)、藤村翔(当時日本大学3年・21歳)を含む5名が準婦女暴行罪で起訴されている。