『ジェイムズ・ティプトリー・Jr.(アリス・ブラッドリー・シェルドン)のポートレート』

5月19日は男性名で数々のSF小説を発表していた小説家・ジェイムズ・ティプトリー・Jr.が痴呆症が悪化した夫を射殺し、自らもその場で拳銃自殺を遂げた日である。その遺体が発見された時、二人は手を繋いでいたという。
父親が探検家、母親が作家だったために幼少期に世界各国を旅してまわったアリスは、幼い頃から自然とグラフィックや執筆の活動を始め、学生結婚の後に離婚、その後陸軍やCIAに務めつつ再び大学に入学するなど、かなり独特な人生を送り、40歳を超えてからジェイムズ・ティプトリー・Jr.としてデビュー。誰もが男性作家として疑わなかったが、ファンの中で作家であった母親を探すことが話題になり、女性であったことが発覚した。ちなみに、男性名義を名乗ったのは「女性としての人生にいいことがなかった」という単純な理由であるが、彼女自身、男性よりも女性の方に惹かれた経験が多いという複雑なセクシャリティを自覚していた。そのせいか、代表作『愛はさだめ、さだめは死』のように、性についてかなり踏み込んだ作品が多い。

(写真はWikipedia James Tiptree Jr.,より使用。Fair Use)

5月19日の不幸

1年
準備中
1987年
【自殺】【心中】ジェイムズ・ティプトリー・Jr.(James Tiptree Jr.)【作家/アメリカ】男性名で数々のSF小説を発表していた小説家。代表作『愛はさだめ、さだめは死』のように、性についてかなり踏み込んだ作品が多い。痴呆症が悪化した夫を射殺し、自らもその場で拳銃自殺を遂げた。その遺体が発見された時、二人は手を繋いでいたという。没年71歳。
1994年
【死去】ジャクリーン・ケネディ・オナシス【ジョン・F・ケネディ夫人】第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの夫人であり、元ファースト・レディ。ジョンの弟であるロバートの暗殺を機にギリシャの大富豪であるアリストテレス・オナシスと再婚するが、この結婚も幸せなものとは言い難く、オナシスの死去にも立ち会うことはなかった。1994年に非ホジキンリンパ腫で死去。没年64歳。