『1950年ブラジルワールドカップ決勝戦リーグ第3戦試合開始前のウルグアイ代表イレブン』(前列左から2人目がギジャ)

1950年7月16日は、サッカー王国ブラジルで開催された第4回ワールドカップ・ブラジル大会の最終戦で、優勝を目前にしたブラジル代表チームが、ウルグアイ代表にまさかの逆転負けを喫した日である。そのあまりの衝撃にブラジル全土が凍りつき、その場で2人が自殺、テレビ観戦していた者の2人がショック死、20人が気絶したという、フットボール史上に残る悲劇である。この試合が開催されていたリオ・デ・ジャネイロのマラカナン・スタジアムにちなみ、『マラカナッソ』『マラカナンの悲劇』と呼ばれている。
そしてその日から65年が経過した2015年7月16日、マラカナンの悲劇で1ー1で迎えた後半34分にゴールを決め、ブラジル国民を悪夢に突き落としたウルグアイ人フットボーラー、アルシデス・ギジャが亡くなった。自らの偉業でウルグアイを2回目の世界チャンピオンに導いた点取り屋が、その足跡を刻んだ日に死亡する——まさしく神のみぞ知る数奇な物語である。

(写真はWikipedia Maracanaçoより。Public Domain)

7月16日の不幸

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