『芥川龍之介の肖像』

1927年7月24日は作家の芥川龍之介が服毒自殺した日である。この年の1月には妻の友人であった平松麻素子とプラトニックな関係のまま帝国ホテルで心中しようとしたが失敗。そこから約半年後に田端にあった自宅の部屋で服毒自殺を遂げた。その時に飲んだものは恐らくはベロナール、ジェノアル等の睡眠薬であったと言われるが、青酸カリであったという説もある。友人の小穴隆一に宛てた手紙に記した「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」という言葉が先走り、厭世的な自殺というのが芥川の死に関する定着したイメージであるが、義兄が多額の債務を残して自殺したこと、さらには偏頭痛、閃輝暗点等の肉体的な衰弱も大きな影響を及ぼしていたと言われる。しかし、妻、菊池寬、小穴にと残した遺書により、後生に残したイメージは「ぼんやりとした不安」、それは死すらも自らの作風に落とし込んだかのようなイメージ通りの自殺である。

(写真はWIkipedia 芥川龍之介より)

7月24日の不幸

1年
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