『米海軍駆逐艦マドックから撮影した3隻の北ベトナム軍P-4魚雷艇』

1964年8月2日は、本格的なアメリカによるベトナム戦争介入のきっかけとなった、「トンキン湾事件」の起きた日である。
この日、偵察をしていたマドックを南ベトナム軍の戦艦と勘違いした北ベトナム軍は、米艦マドックに向けて2発の魚雷が発射した。即座にこれに応じたマドックは反撃をみせ、P-4魚雷艇のうち1隻を撃沈している。さらに「4日にも北ベトナム軍からの攻撃を元に反撃をみせた米軍」と公式にはいわれていたが、実は4日のニュースはアメリカ軍による捏造であり、ベトナム戦争参戦への謀略であることが、1971年にニューヨークタイムズ紙に発表された「ペンタゴンペーパー」で明らかになった。
2003年からのイラク戦争でも明らかになったアメリカの戦争戦略、「相手の先制攻撃への反撃という大義名分を捏造する」という常套手段(まだ見ぬ大量破壊兵器の存在を確認したという理由でフセイン政権下のイラクとの戦争に突入)は、この時、自国メディアにより明らかになった。
この哀しむべきやり方は、今後も繰り返されるのであろうか。
そしてその時、未来のアメリカは、自らの嘘を暴けるのであろうか?

(写真はWikipedia Gulf of Tonkin incidentより)

8月2日の不幸

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