『ドラクロワ作「サルダナパールの死」』(1827年)

1863年8月13日は19世紀のフランスロマン主義を代表する画家、ウジェーヌ・ドラクロワが死んだ日である。
鮮やかな色使いと艶めかしい肉体で知られるその作品の中でも、フランスの紙幣にも使用された『民衆を導く自由の女神』がドラクロワの表の顔なら、その裏側、“エロティシズムと人間の欲望”を描いたもうひとつの到達点といえるのがこの『サルダナパールの死』である。バイロン作の戯曲『サルダナパール』を元に描かれたというこの絵画作品は、圧政を敷いたことで知られるアッシリア王サルダナパールが、自らに迫る反乱軍を前に、妾と財産を処分しながら死んでゆく様を描いている。目の前で繰り広げられるドラマ《エログロの大惨劇》を前に惚けきった表情で横たわる王のその心情に、人間の真実が滲み出ている作品である。この作品は現在、パリのルーブル美術館に所蔵されている。今から200年も前から、我々は死と生にとらわれ続けているのである。

(画像はWikipedia Eugène Delacroixより使用。Public Domain)

8月13日の不幸

1年
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1863年
【死去】ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugène Delacroix)【画家/フランス】19世紀のフランスロマン主義を代表する画家。鮮やかな色使いと艶めかしい肉体で知られるその作品の中でも、フランスの紙幣にも使用された『民衆を導く自由の女神』等で知られている。65歳没。
1910年
【死去】フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale)【看護師/イギリス】クリミア戦争に従軍し、超人的な働きで看護に従事、その後ナイチンゲール看護学校を設立し、後進の育成に努めた。晩年には完全に失明するが、精力的に活動を続け、90歳で睡眠中に死亡。
1995年
【死去】ミッキー・マントル【野球選手】1950年代から1960年代にかけて、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースで長年主砲として活躍したスイッチヒッターの外野手(センター)。通算536安打はスイッチヒッターでの歴代1位であり、スイッチヒッターで唯一の三冠王記録者(1956年)でもある。リーグMVP3回、本塁打王4回、打点王、首位打者各1回。晩年は早世の血統を気に病み飲酒しながらプレイするなど、暗いパーソナリティも垣間見せた。肝臓ガンで63歳没。
2003年
【早世】穂積由香里【タレント】1982年のベストセラー『積木くずし』のモデルとなった人物。1983年にた覚せい剤取締法違反等で3度逮捕されている。20代から腎臓病を患い、多臓器不全で死去。没年35歳。
2006年
【自殺】ジョン・ノトヴェイト(Jon Andreas Nödtveidt)【ミュージシャン/スウェーデン】ブラックメタルバンド、ディセクションのギタリスト、ヴォーカル。私生活でも新興悪魔崇拝団体のMisanthropic Luciferian Orderに加入し、アルジェリア移民殺人の共犯で殺人幇助罪を犯し懲役8年の刑を受け、ディセクションは1997年に解散。2004年に出所後別のメンバーでディセクションを再結成するが、2006年に解散。その2カ月後にストックホルムで拳銃自殺。(つづく)
2006年
【自殺】ジョン・ノトヴェイト(Jon Andreas Nödtveidt)【ミュージシャン/スウェーデン】(つづきから)鬱からでも加齢からでもなく自ら死を選んだという彼の遺書の中で、「死は人生のオーガズムだ」との言葉を遺している。没年31歳。
2009年
【死去】レス・ポール(Les Paul)【ギタリスト・発明家/アメリカ】自らギタリストとして活動する傍ら、ソリッドボディのエレクトリックギター「ギブソン・レスポール」を開発しギブソン社から発売した発明家でもある。肺炎で94歳没。
2009年
【死去】海老沢泰久【小説家・ノンフィクション・ライター】スポーツのノンフィクションに多くの作品を発表し、同ジャンルでのフィクションも手がけた。代表作に『監督』『F1走る魂』等。十二指腸ガンで59歳没。