『プエルタと、その背番号16番』

2007年8月28日は、スペインのフットボールクラブ、セビージャFCに所属していたアントニオ・プエルタが試合中に陥った昏睡状態から死亡した日である。
8月25日にホームスタジアムのサンチェス・ビスファンで行われたシーズン開幕戦に出場したプエルタは前半35分に突如意識を失い倒れた。その場での応急処置で意識を取り戻したが、そのままロッーカールームに歩いて引き上げるなり再び意識不明に。すぐさま病院に搬送されたが、数度の心肺停止を繰り返し、8月28日に死亡した。まだ22歳の若さだった。
原因は不整脈源性右室心筋症という彼自身の心臓疾患にあったといい、以前も練習中、試合中に1度ずつ倒れていたことがわかった。
とはいえ、前年からはスペイン代表にも選出され、クラブの下部組織出身でその未来を担うヤングスターの急死に、セビージャFCのファンのみならず、スペイン全土、世界中が衝撃を受けた。
いまでも彼の着けていたセビージャFCの背番号16は永久欠番として扱われて、サンチェス・ビスファンのホームゲームでは前半16分にプエルタの応援歌が歌われている。今年から日本人の清武弘嗣が移籍し活躍を見せているチームであるだけに、セビージャがいまだ記憶し続ける《プエルタという死文化》を目にする機会も多くなるだろう。

(画像はWikipedia Antonio Puertaより使用)

8月28日の不幸

1974年
【騒音】【連続殺人】【自殺】「ピアノ騒音殺人事件」神奈川県平塚市の県営住宅、無職の男が階下に住む母子3人を刺殺。日頃からの騒音に悩まされた男の凶行だった。騒音を動機とした初めての殺人事件と言われている。1度は死刑判決が下ったものの控訴の結果責任能力無しとなったが、拘置所内の騒音に絶えられないという男は控訴を取り消し。事実上自殺を望んだが、現在のところまだ死刑は執行されていない。
1978年
【急死】ロバート・ショウ(Robert Shaw)【俳優/イギリス】『007 ロシアより愛をこめて』の殺し屋役で一躍スターになり、『スティング』『ジョーズ』『ナバロンの嵐』等大作に出演した俳優。1976年のアカデミー賞では司会も務めた。自宅のあるアイルランドで車を運転中に急死。没年51歳。
1988年
【航空事故】「ラムシュタイン航空ショー墜落事故」西ドイツのカイザースラウテルン付近のUSラムシュタイン基地で行なわれた航空ショーで3機の飛行機が墜落。パイロットの3人と観衆67人、合計70人が死亡した。
1997年
【暗殺】宅見勝【暴力団員】第5代山口組若頭。宅見組組長。渡辺芳則率いる5代目山口組の発足に貢献しナンバー2として君臨。「山一抗争」「中野会会長襲撃事件」等数々の抗争に参加。中野会会長襲撃事件の因縁で新神戸オリエンタルホテル(現在はANAクラウンプラザホテル神戸)にて射殺された。没年61歳。
2006年
「山口女子高専生殺害事件」山口県の国立徳山工業高等専門学校の研究室で、5年生の20歳の中谷歩が、他殺体で発見された。死体は荷紐で縛られ、精液が付着していたともいわれ、強姦致傷とされた。それから約10日後の9月7日、犯人とされる19歳、藤村元紀容疑者の自殺体が発見された。容疑者宅から強姦事件で知られるアダルトビデオメーカー「バッキービジュアルプランニング」の作品が揃っていたとの報道もあった。
2007年
【死去】ナンシー梅木(Miyoshi Umeki)【ジャズ歌手・女優】音楽留学先のアメリカでマーロン・ブランド主演の映画『サヨナラ』に高美以子と共に出演。東洋人初のアカデミー助演女優賞を受賞した。その後はブロードウェイのミュージカルを中心に活躍。晩年はハワイに移住し、最後はミズーリ州の医療施設でガンのため死亡。没年78歳。
2007年
【急死】【早世】アントニオ・プエルタ(Antonio Puerta)【サッカー選手/スペイン】スペインのフットボールクラブ、セビージャFCに所属していたミッドフィルダー。8月25日にホームスタジアムのサンチェス・ビスファンで行われたシーズン開幕戦に出場したプエルタは前半35分に突如意識を失い倒れた。その場での応急処置で意識を取り戻したが、そのままロッーカールームに歩いて引き上げるなり再び意識不明に。すぐさま病院に搬送されたが、数度の心肺停止を繰り返し、8月28日に死亡した。没年22歳。