『1969年9月12日の国葬にて共産党員に囲まれるホー・チ・ミンの遺体』

1969年9月2日はベトナムの国家独立を指揮した指導者、初代ベトナム民主共和国主席、ベトナム労働党中央委員会主席であったホー・チ・ミンが死んだ日である。大量の粛正を断行したという噂もあり、現在も国際的な評価は分かれる人物ではあるが、“ホーおじさん”の愛称で親しまれたカリスマ的指導者は彼の死後も続く国家にとっては意味があり過ぎる存在だった。よって、生前の本人の意志としては反対であったと言われる『ホー・チ・ミン廟』として、現在もそのエンバーミングされた遺体は一般公開され続けている。レーニン、毛沢東と同じように、偉大なる指導者の遺体は、“永久保存”という名の職務を今日も果たし続けている。
なお、 1945年の9月2日は、第二次大戦中に大日本帝国、フランスの占領下にあったベトナムがホー・チ・ミンの指導のもとで独立を宣言した「国慶節(建国記念日)」でもある。つまり、9月2日は2つの意味で“ホー・チ・ミンの日”と記憶されるべき日といえるのである。

(写真は『ABC』より)

9月2日の不幸

1937年
【死去】ピエール・ド・クーベルタン(Pierre de Frédy, baron de Coubertin)【教育者・近代オリンピック創始者/フランス】第2代国際オリンピック委員会会長。歴史書『オリュンピアの祭典』に感化され、近代オリンピックを提唱。1896年の第1回アテネオリンピックを開催した。心臓発作で74歳没。
1969年
【急死】ホー・チ・ミン(Ho Chi Minh)【政治家・軍人/ベトナム】

第二次大戦中に「ベトナム独立同盟会」を組織し、その主席として1945年の9月2日に大日本帝国、フランスの占領下にあったベトナムを独立に導いたベトナム初代主席。大量の粛正を断行したという噂もあり、現在も国際的な評価は分かれる人物ではあるが、"ホーおじさん"の愛称で親しまれたカリスマ的指導者として知られ、第一次インドシナ戦争、ベトナム戦争等の激動の時代を過ごしたベトナムで絶大なリーダーシップを発揮した。そしてベトナム戦争下の1969年9月2日に心臓発作で急死。79歳没。死後その遺体は『ホー・チ・ミン廟』として一般公開され、ベトナム戦争後、南ベトナムの首都であったサイゴンはその建国の父としての功績に敬意を評しホー・チ・ミン市と改名された。

1973年
【死去】J・R・R・トールキン(John Ronald Reuel Tolkien)【小説家・言語学者/イギリス】20世紀で最も人気のある小説と言われるファンタジー小説『指輪物語』の作者。81歳没。
2006年
【早世】【急死】岩田ゆり【モデル・タレント】雑誌『ViVi』テレビバラエティ『ワンダフル』等で活躍したモデル・タレント。『HbG』なる自身のブランドを立ち上げ、デザイナーとしても活動し、そのプロモーションで行ったラスベガスで急死。脳動脈破裂による脳内出血で25歳没。
2008年
【スポーツ事件】【ドラッグ事件】「大相撲力士大麻問題」

2008年8月18日に当時前頭筆頭の大相撲力士・若ノ鵬寿則(間垣部屋)が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、大相撲協会は同年9月2日に抜き打ちの尿検査を実施。ロシア出身の大相撲力士の露鵬(大嶽部屋)と白露山(北の湖部屋)の兄弟に大麻吸引の陽性反応が発見された事件。両者ともに否定したが調査の後の9月8日に両名を解雇。同日北の湖日本相撲協会理事長も辞任することとなった。