『映画「荒馬と女」公開時のクラーク・ゲーブルとマリリン・モンロー』
1960年11月16日は、20世紀前半のアメリカ映画界を代表する名俳優、クラーク・ゲーブルが死亡した日である。
不朽の名作『風と共に去りぬ』でのレット・バトラー役で世界的人気を確立した人物である。心臓発作で59歳没。1961年の映画『荒馬と女』での出演が最後の出演となり、同年11月16日に急死。ちなみに、同作『荒馬と女(Misfits)』でコンビを組んだマリリン・モンローもは1962年に事故死。彼女にとっても遺作となっている『荒馬と女』であるが、メインキャストのひとりであるモンゴメリー・クリフトも1966年に不審な急死を遂げている。『ポルターガイスト』のように、バタバタと出演者が死んでいくような“呪いの”類のものではないが、大物俳優が相次いで遺作となったことには、何か不思議な因縁を感じてしまうというものだ。

(画像はWikipedia William Clark Gable より使用。Public Domain)

11月16日の不幸

1942年
【死去】ヨーゼフ・シュミット(Joseph Schmidt)【テノール歌手/オーストリア】

20世紀初頭のドイツで活躍したユダヤ人テノール歌手の大スター。ラジオで全国的人気を博し映画界に進出、1933年の『歌は世界を駆けめぐる』では、自ら歌った同名の主題歌と共に記録的なヒットを飛ばした。しかし、ナチス・ドイツが政権を握ると、ドイツ内での活動は不可能になり、オーストリア、フランスを経由しスイスに密入国。しかしスイス政府からは正式な亡命とは認められずに収容所に抑留され、解放後すぐに咽頭炎で死亡した。没年38歳。

1960年
【急死】クラーク・ゲーブル(Clark Gable)【俳優/アメリカ合衆国】

不朽の名作映画『風と共に去りぬ』でのレット・バトラー役で世界的人気を確立したアメリカを代表する俳優。1934年の映画『或る夜の出来事』ではアカデミー主演男優賞を受賞した。心臓発作で59歳没。遺作は1961年の『荒馬と女』で、同作は1962年に死亡したマリリン・モンローにとっても遺作となっている。

1971年
【薬物過剰摂取】イーディ・セジウィック(Edie Sedgwick)【女優・ファッションモデル/アメリカ合衆国】

拒食症、精神科入院、兄の自殺など、激動の10代を送ったファッション・モデル。ニューヨークで活躍中の1965年に時代を牽引したアーティスト、アンディ・ウォーホールと出会い、その作品のアイコンとして映画に出演。その後ボブ・ディランとの交際・破局、ウォーホールとの別離等、スキャンダルの渦中でドラッグに耽溺しカリフォルニアの実家に帰還。精神病院で出会った夫と結婚したが、最後までドラッグを絶てずに薬物過剰摂取で死亡した。没年28歳。