『三億円事件の際に公開された犯人のモンタージュ写真』

1968年12月10日は、日本犯罪史上最もキャッチーで話題を呼んだ未解決事件『三億円事件』の発生した日である。
東京芝浦電気(現東芝)の従業員に支払われるボーナス用の現金2億9,430万7,500円を運搬していた現金輸送車が、偽の白バイ警官によって窃盗された。
犯人は自らが起こしたとされる12月6日の『日本信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)国分寺支店長脅迫事件』を利用し、偽の検問で現金輸送車を強奪するなど、暴力沙汰も一切ない、計画的犯行だった。
犯人の捜査に難航した警察は犯人のモンタージュ写真を公開したが、これは犯人の証言から作成されたものではなく、容疑者の少年の写真をそのまま流用したものであったために、操作は混乱。後に警察は自らが出した写真を犯人像と結びつけないように発表する等、明らかな迷走を露呈した。当事者の少年も5日後に青酸カリで服毒自殺したが、様々な状況証拠から、死後、犯人ではなかったと断定されている。
その後も数多くの容疑者が浮かんでは消えたが、事件は混迷のまま1975年12月10日に時効が成立。
時効成立後に犯行を名乗り出る人物も現われたが、いずれも本人ではなかったと言われている。

12月10日の不幸

1年
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