『2014年にロシアで発行されたミハイル・カラシニコフの記念切手』

2013年12月23日は、“世界で最も使用された軍用銃”である「AK-47」通称“カラシニコフ突撃銃”を設計・開発したミハイル・カラシニコフが死亡した日である。
1947年に設計され、1949年にソビエト連邦が正式採用して以来、その頑強さと生産のしやすさで、50年以上にもわたり世界各国の最前線で使用されてきたアサルト・ライフルである“カラシニコフ”は、赤軍軍人として軍役時に負傷し、病院で療養していた時に産み出された。
しかし、その生みの親であるカラシニコフは、テロリズムや犯罪の最前線で活躍し続ける自らの発明品に心を傷めていたといわれる。
それは「祖国を守るために銃を作っただけだ。AK-47のせいで人々が死んでいる原因は政治家にある」と語っていたことや、死の直前にロシア正教会のキリル総主教に多くの人命を奪う原因になった自らの発明に心を傷めていたことを告白していたことでも知られている。
それは後年、ウォッカや時計等の銃器以外の製品を開発し自らの名を冠していたことにも繋がっている。
カラシニコフの“人類史上最大の殺傷能力”を産み出した人物としての94年間は、国家からの勲章や社会的名声では癒せない、多くの傷を伴うものであったことは想像に難くない。
そしてその心情にこそ、人間の真実が眠っていると思いたい。

(写真はWikipedia Mikhail Kalashnikovより使用。Public Domain)

12月23日の不幸

2001年
【自殺】ジャック・マイヨール(Jacques Mayol)【フリーダイバー】1976年に人類で初めて100メートル超えの素潜りに成功したフランスのフリーダイバー。リュック・ベッソンの代表作『グラン・ブルー』に本人役で出演したことでも知られる。晩年は鬱病に苛まれ、2001年にイタリア・エルバ島の自宅で首吊り自殺しているところを発見された。没年74歳。テーブルの傍には『グラン・ブルー』とテレビ朝日での出演ドキュメンタリー『グレートマザー物語』のビデオが置いてあったという。死後、トスカーナ湾に散骨された。
2013年
【死去】ミハイル・カラシニコフ (Mikhail Kalashnikov)【銃器設計士・軍人/ソ連・ロシア】(つづきから)カラシニコフ自身は、テロリズムや犯罪の最前線で活躍し続ける自らの発明品に心を傷めており、その死の6カ月前にロシア正教会のキリル総主教に多くの人命を奪う原因になった自らの発明に心を傷めていたことを告白する手紙を送っていた。胃からの出血で94歳没。
2013年
【死去】ミハイル・カラシニコフ (Mikhail Kalashnikov)【銃器設計士・軍人/ソ連・ロシア】ロシア連邦(旧ソ連)の戦車長を務めた軍人であり、"世界で最も使用された軍用銃"である「AK-47」通称"カラシニコフ突撃銃"を設計・開発した銃器設計士。赤軍軍人として軍役時に負傷し、病院で療養していた時に産み出され、その設計図は後の妻が作成したAK-47は、1949年にソビエト連邦が正式採用して以来、その頑強さと生産のしやすさで、50年以上にもわたり世界各国の最前線で使用されてきた。(つづく)