『ギュスターヴ・クールペ作「Origin of the World(世界の起源)」』

1877年12月31日は、19世紀フランス写実主義の画家、ギュスターヴ・クールペの死亡した日である。
世界初の個展を開いた人物としても知られているが、なんといっても後世に知られている代表的作品は、女性器と下腹部のみをクロースアップで描いた問題作『Origin of the World(世界の起源)』である。
同時期のフランスで、同じくヌード表現に於いて活躍をしたマネのヌード作品群よりもより過激でコンセプチュアルなクールペの作品は、当時のフランスの社会、第二次帝政期に於いて道徳的価値観が変質しつつある時代の空気を表現しているといわれている。
その作品のテーマが“女性器の精密描写”という現代社会に於いてもタブー視されるものであるだけに、1866年という、今から役50年ほど前に描かれた作品にもかかわらず、いまだに挑発的であり続けている。
その一例として2014年にも、ルクセンブルクの女性アーティスト、デボラ・ドゥ・ロベルティスが、オルセー美術館で展示されているこの作品の前でM字開脚して女性器見せるというパフォーマンスを見せて問題になったばかりである。
まさに人間が人間である限り考えるべき、“人類の根源”がある作品であるといえるであろう。

(Wikipedia Gustave Courbet より使用。Public Domain)

12月31日の不幸

1年
準備中
1877年
【死去】ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)【画家/フランス】19世紀フランス写実主義を代表する画家。初めて一般人の歴史がを描いた人物、世界初の個展を開いた人物としても知られ、女性器と下腹部のみをクロースアップで描いた問題作『Origin of the World(世界の起源)』の作者として有名。パリ・コミューンの美術委員会議長としての反政府活動に身を投じ、収監される。釈放後は莫大な賠償金を請求されたためスイスに亡命。そのまま飲酒のため肝臓病で死亡している。58歳没。
1957年
【自殺】オスカー・ドミンゲス(Óscar Domínguez)【画家・美術家/スペイン】転写の技法"デカマルコニー"を開発したシュルレアリスムの作家。スペインからフランス・パリに移住し活動した。パリのアトリエにて手首を切って浴槽で自殺。没年51歳。
1979年
【死去】【怪死】初代・引田天功【奇術師】テレビメディアでの脱出イリュージョンで"脱出王"の名をほしいままにした昭和のマジシャン。晩年は心筋梗塞と闘病しながら活動したが、1980年元日朝の正月特番『初詣爆笑ヒットパレード』の脱出イリュージョン出演の前日に急死。公式の死因は心臓病であったが、事故死の噂が流れた。没年45歳。
1992年
【解散】「チェッカーズ解散」1980年にデビューしたアイドルグループで、その後ロック・バンドとして活躍したチェッカーズがこの日に出演した『第43回NHK紅白歌合戦』をもって解散。
1999年
【解散】「聖飢魔II」ロックバンドの「聖飢魔II」がデビュー当時から公言していた「1999年の年末3日で解散ミサを行なう」との言葉通りに解散。ラストミサは東京ベイNKホールで行なわれた。しかしその後も"限定再集結"と称して度々再結成をしている。
2015年
【テロ】「ドイツ大晦日集団性暴行事件」反移民政策に抗議をした北アフリカ系の不法滞在者らによる大規模な性犯罪の同時多発的なテロが、ハンブルク、ケルンを中心とした北ドイツの都市で発生。少なくとも24件のレイプ事件(ケルンで22件)、2,300件もの強奪、性犯罪(ケルンで1,600件)が報告されている。