UFO?宇宙ゴミ? 米国で4州にわたり夜空を横切る謎の発光体
■NASA「流星より遅い。これは宇宙ゴミである」
米国版「Yahoo! News」によると、その謎の物体は6月29日早朝、米・ジョージア州に突如現れたという。同日午前1時30分頃、NASAが所有する5台の流星カメラが毎時約2万3,000kmで上空を横切る謎の物体を捉えたということだ。
この物体についてNASA(米国航空宇宙局)流星環境局のウィリアム・クック氏は「時速2万3,000kmというスピードは流星としては緩やかすぎるため、宇宙ゴミで間違いないだろう」と「ABC News」のインタビューに応えた。
「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」とはペンチやなどの工具類といった小さなものから、打ち上げに使用したロケット本体や故障などで不要になった人工衛星まで、その名の通り“宇宙に捨てらたガラクタ”のことである。
ジョージア州の目撃者は「まるで飛行機が燃えながら墜落しているようだった。約1分間、落下しながらもずっと発光していた」と語っており、その光の強さを物語っている。また、ジョージア州のほかにも、ペンシルベニア州、オハイオ州、ニューヨーク州など広範囲に渡って目撃され、NASAには「まるで火の玉のように明るく輝いていた」などという目撃報告が120件以上も寄せられたということだ。
NASAは「流星として区分するなら時速約3万2,000km必要」という定義に基づき今回発見された物体を「宇宙ゴミ」としたのだが、この見解に異議を唱えているのが毎度おなじみUFO研究家のスコット・ウェアリング氏である。
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