「秀才だったのに…」 2時間で30人の内臓が飛び散った「津山30人殺し事件」とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0

■「津山三十人殺し」をフィーチャーした作品

 事件の陰惨な内容や犯行のインパクトの強さから、「津山三十人殺し」にイマジネーションを受けて、数多くの作品が作られている。「たりじゃ~たたりじゃ~八つ墓村のたたりじゃ!」のセリフでおなじみの『八つ墓村』は、映画化やドラマ化もされた横溝正史の傑作ミステリー。なかでも、桜吹雪の中を鬼のような表情で走り抜ける山崎努の狂気極まりない殺害シーンは話題となった。

 松本清張は、『闇に駆ける猟銃』でこの事件をルポルタージュしている。もと新聞記者である松本清張の取材能力や情報整理力の高さを物語る作品となっている。

 また、漫画家の山岸凉子はこの事件を題材に『負の暗示』という作品を描いている。事件に至るまでの睦雄の狂っていく心理や負のサイクルに堕ちていく様子に恐怖を感じる。

さらに、映画『丑三つの村』は、2003年、自宅で謎の縊死をした古尾谷雅人が主演。実際の殺害の様子を克明に描写しており、古尾谷雅人は三十人殺しの若者を鬼気迫る演技で見せてくれた。だが、『丑三つの村』は残虐な暴力シーンやエロシーンが多かったため成人指定にされ、興行的には失敗。しかしその後、古尾谷は自殺する直前、『丑三つの村』のリメイクを計画していたという。大量殺人鬼の青年を演じた古尾谷雅人。映画の中で次々と村人を惨殺していく行為は演技とはいえ、彼の生命に暗い影を落としたのだろうか?

今後も第二、第三の睦雄があらわれるかもしれない。また我々自身も何かのきっかけで睦雄になりかねないという恐怖が、70年以上経った今でも事件を色褪せさせることがないのだろう。

※参考文献 『津山三十人殺し 最後の真相』石川 清 (著) ミリオン出版

■白神 じゅりこ
オカルト作家・コラムニスト・ライター。ジャンルを問わず幅広く執筆。世の中の不思議を独自の視点で探求し続けている。
・ブログ「じゅりこ極楽への花道」 
・ネットラジオ「ラジオ東京怪奇大学レクチャー7 」にて、「津山三十人殺し」について語っている。ご興味があれば聞いていただきたい。

【シリアルキラー・猟奇殺人 完全紹介シリーズはコチラ】

記事はハピズムより

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。