「人はその領域に踏み込んではいけない」 ロボット開発の都市伝説とは?
感情を持ったコンピュータを作って死んだ科学者がいた? ロボット開発の都市伝説とは?

テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『都市伝説の女』が、そろそろ中盤戦を迎える。
前回第5話の放送では、第5話では日本で恐らく一番有名な都市伝説「トイレの花子さん」を題材としていたが、本日放送予定の第6話はどうか?
第6話の題材に選ばれた都市伝説は、あるコンピューターを開発した天才科学者、ボリコフにまつわる都市伝説である。
【都市伝説好きならドラマを見る前にチェック!】
・今回の都市伝説=「ロボット開発の都市伝説」
ロシア在住の科学者ボリコフ。彼は2003年にこれまでのコンピューターとは一線を画する最新型のテストを実行し、見事これを成功させたという。そのテストとは、コンピューターに人間のような感情を持たせるという驚くべきものであった。
今でこそ人間とコンピューターの将棋やチェスの対決などが話題となることも珍しくないが、それらですら感情を実際に表現可能な機械というわけではない。あくまでもプログラムに沿って冷静に競技を行っているに過ぎない。まさにボリコフのこの研究は、人類の歴史にも大きな転機となることだったはずだ。
しかし彼はその後、折角完成した研究の成果を残らず破棄し、自らの命を絶ってしまった。「人はその領域に踏み込んではいけない」という言葉を遺して……。
・ドラマを見る前に知っておきたい豆知識
この都市伝説は、日本でも数年前に少し話題になった話なのだが、実はこの話には元ネタと思しきテストが存在している。ボリコフという科学者が、この都市伝説の中で行っていた実験は、チューリングテストではないかと考えることが可能なのだ。チューリングテストとは、1950年にアラン・チューリングという人物が書いた論文の中で初めて登場する言葉で、「その機械(コンピュータ)に知能やがあるか?」を、判断するテストだ。
アランは人工知能を備えている機械があるかどうかを純粋に知りたかったようだが、その実験過程は私たち凡人にはなかなか理解されず、迎合されることはなかったという。
果たして、ボリコフはなぜ、数十年も前に考案されたテストを2000年代に行っていたというのだろうか。この都市伝説に登場するボリコフなる人物が、いつ生まれてどのような学校を卒業し、どうしてチューリングテストに没頭していたのか。不思議なことにその答えは何処にも見当たらない。
まさにミステリー。まさに都市伝説。こんなゾクゾクするネタを題材にするとは、さすがは『都市伝説の女』である。
ではどんな難解なシナリオになっているのかと次回予告スポットを観てみれば、長澤まさみが笑顔で『機動戦士ガンダム』のセイラさんのコスプレをしているではないか! 一瞬「あれれ、新番組の予告かな?」と、混乱しそうになったが、紛れなくそれは第6話の予告。ロボットの都市伝説を扱う上で、ガンダムは避けることができないという判断か。ますます独自の路線を突き進む『都市伝説の女』。これからも目が離せない。
(松本ミゾレ)
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