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森平尚

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画像は、『プリンセス天功VSガチャピン・ムック まほう対決!』(ポニーキャニオン)より

「この人は一体何者なんだろう?」

 幼い頃から筆者にとって、世界的なイリュージョニスト、プリンセス天功は妙に気になる存在だった。

 まるで宝塚の娘役ようにがっつり目張りの入ったメイク、大きなリボンと前髪パッツンのお姫様カット、裾が異様にヒラヒラした衣装。爪先、髪の毛の先端まで自意識と美意識が行き届いた彼女の風貌は、この世のものとは思えない妖気を放つ。また、国際的なセレブリティだとも言われているが、デヴィ夫人や叶姉妹に似た、ある種独特な胡散臭さも感じる。

 そんなプリンセス天功が10月1日付けでよしもとクリエイティブ・エージェンシーの所属になった。また、11月28日~30日には『プリンセス天功のよしもと摩訶不思議花月』の公演も決定しているという。

 謎多き女・プリンセス天功。まさかの吉本入り。幼い頃から彼女に抱いていたモヤモヤを解消する良い機会になりそうなので、ここできちんと彼女の過去について振り返ってみたい。


■プリンセス天功の誕生

 1976年、極限状態からの脱出マジックを得意とし「脱出王」の異名を取った男性奇術師、初代・引田天功に弟子入りしたプリンセス天功。1978年、マジックを披露しながら歌う異色のアイドル歌手"朝風まり"の芸名でデビューした。1979年に初代・引田天功が死去した後、後援会の要望で1980年に二代目・引田天功を襲名。当時の後援会長は、「日本一のタニマチ」とも呼ばれた佐川急便創業者の故・佐川清氏であった。アイドル時代のプロフィールによると彼女の現在の年齢は54歳だが、3歳サバを読んでのデビューだったという噂もあり、57歳という説もある。

 1995年~96年、米国ではアニメ『テンコー&ザ・ガーディアンズ・オブ・ザ・マジック』(全13話)が放送され、テンコー人形はクリスマスに800万体が売り切れるという人気ぶりであった。その際、米アニメ製作会社と結んだ契約により、2020年までは「設定年齢24歳」とされ、1995年以降、プリンセス天功の公式プロフィールでは全てのパーソナル・データが不詳、又は未公開になっている。

 年齢以外にも、容姿や私生活での言動について様々な取り決めがあるらしく、彼女が謎のベールに包まれることになった最大の要因は、キャラクターイメージを壊したくない米国企業と制限の多い契約を交わしたことにあるようだ。


■天功とゆかいな仲間たち

 プリンセス天功は生前のマイケル・ジャクソンと同じエージェントだったこともあり、一緒に世界ツアーをしたり、マイケルの自宅「ネバーランド」に招かれたりしたこともあるらしい。

 1996年にAWF(アフリカ野生動物保護基金)の日本事務局親善大使に就任した経験もある彼女は、マイケル同様かなりの珍獣好きらしく、ロサンゼルスの自宅では犬・猫の他にホワイトタイガー、ピューマ、トラ、フクロウなどを飼育している。また、日本に初めてジャック・ラッセル・テリアを輸入したり、米国で初めてキンカジューを飼い始めたりと、好きなものには金と熱意をとことん注ぎ込むタイプのようだ。

 さらには、ロシアのプーチン大統領から日本に1匹しかいない小型犬を、北朝鮮の故・金正日総書記からは天然記念動物の豊山犬を贈られたこともあるらしい。共産主義色の強い国家元首をメロメロにする”何か”が彼女にはあるのだろう。たしかに、イリュージョンの際の立ち居振る舞いは、北朝鮮の「喜び組」っぽくもある。一筋縄でいかないクセの強い女、プリンセス天功。類は友を呼ぶのか、彼女の交友関係は、”豪華絢爛”というより”魑魅魍魎”といった感じである。

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