我々の遺伝子の中に「謎の種族」の情報が?学者も動揺したDNAの解析結果とは?

我々の遺伝子の中に「謎の種族」の情報が?学者も動揺したDNAの解析結果とは?の画像1画像は、記事参照元「nature」より

 私たち人類の祖先は、どうやらさまざまな種と交わりながら暮らしていたようだ。最先端の遺伝学が明らかにした驚愕の事実とは――。

 今月19日、英国の科学誌ネイチャーが同誌のウェブサイト「nature」で報じたところによると、18日に開かれたロンドン王立協会(世界最古の科学学会)の会合において、古代人類であるネアンデルタール人とデニソワ人のゲノム(遺伝子情報)が発表された。


■デニソワ人とは?

我々の遺伝子の中に「謎の種族」の情報が?学者も動揺したDNAの解析結果とは?の画像2画像は、デニソワ人。abovetopsecret」より

 まず、デニソワ人とは、シベリアのアルタイ山脈の洞窟で2008年に化石として発見された古代人類だ。彼らは、5万年から3万年前に生きていた、私たち現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先を持つと考えられる存在だ。

 このデニソワ人とネアンデルタール人、そして私たち現生人類の祖先は、3万年以上前に地球上で同時に活動していた時期があり、遺伝子検査の結果、これらの種が互いに交配していたという事実が2010年に明らかになっている。

 現生人類の遺伝子のうち、その約2%がネアンデルタール人から受け継いだものであるという。パプア・ニューギニア人やオーストラリアのアボリジニなど、オセアニアに住む人に限って言えば、彼らの遺伝子のうち4%が、デニソワ人から受け継いだと考えられるそうだ。このような交配は、現生人類の遺伝的多様性に結びついているという。

 これだけでも当時はかなり革命的な発見として、世界に衝撃を与えたニュースであったわけだが、今回ネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子の全体像が判明したことによって、さらに衝撃的な事実が明るみになったのだという。

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ