英オカルト誌が選んだベスト・オカルト
「ムー」よりも古い! 創刊40周年を迎えた英オカルト誌「フォーティアン・タイムズ」が選ぶベスト・オカルト

イギリスの雑誌「フォーティアン・タイムズ」といえば、今や世界的に知られた超常現象専門雑誌である。その「フォーティアン・タイムズ」が創刊40周年を迎えた。
基本的にはパラノーマルな現象を肯定的に捉えながらも、時として皮肉を交えつつウィットに富んだ記事を数多く掲載している。
創刊は1973年。この分野で日本を代表する雑誌「ムー」よりもさらに6年も前のことだ。
最初はモノクロの隔月誌「ザ・ニューズ」として創刊されたが、1979年に表紙がカラー化され、1996年にはオール・カラーの月刊誌となり、今では日本を含む世界中で購入できるまでに発展している。第8号からこの雑誌にイラストや漫画を連載しているハント・エマソンも、今ではイギリスを代表する漫画家の1人である。
■40周年記念号、特別企画の中身とは…
最新号の12月号は40周年記念号となっており、あのユリ・ゲラーはじめ、この雑誌に関わりを持つ多くの人物が祝辞を寄せている。
そして、今回最も注目すべき特集記事は、世界の超常現象研究家が選んだ記事ベスト40であろう。そして今回1位に輝いたのが、マン島の言葉を話すマングースを扱った2010年の記事だった。


1930年代初頭、イギリスとアイルランドの間にあるマン島で、人間の言葉を話すマングースのような生き物が目撃された。事件について、当時イギリスでゴーストハンターとして有名だったハリー・プライスや、心霊研究家ナンドール・フォドーなどが現地を訪れて調査を行い、結局、この奇妙な生物の存在自体確認されず、謎のままとなっていた。
そうなると何らかの意図的な捏造が疑われるところだが、「フォーティアン・タイムズ」の記事は、事件の顛末を詳しく紹介しながらも、この生物が実は霊的な存在であった可能性を指摘し、この記事がベスト1に選ばれた。
ほかに、ベスト40に選ばれた記事の中には、「空飛ぶ大蛇」や「ノーム」の目撃、「ファントム・ブラック・ドッグ」の分析など、日本ではあまり知られていない事例も数多くある。機会があればこうした事件についても順次紹介したいところだが、まずは40周年を心から祝福したい。
■羽仁礼(はに・れい)
一般社団法人潜在科学研究所主任研究員、ASIOS創設会員
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