後頭部を3時間充電!? 世界初、政府公認サイボーグ人間「アイボーグ」が誕生、彼が体験した驚くべき世界とは?

 ニール・ハービソンさんは、「アイボーグ」という名のデバイスを自分の頭部に常時接続している英国人アーティストだ。英国のWEBマガジン「dezeen」が11月3日に伝えたところによると、そんなハービソンさんが、デバイスを装着したままの姿でパスポート上の写真に載ることを、英国政府が初めて認可したとして話題になっている。

 パスポートを所持している人なら誰でも、今までの常識ではこんなことが認められるはずはないと思うだろう。Googleグラスなど今何かと話題のウェアラブル・デバイスも、それを装着したままの姿をパスポート写真として認めてもらうことなど不可能だ。当然ハービソンさんの件は世界初の事例となるが、彼にとって「アイボーグ」とはどのような装置なのだろうか。また、その機能とは一体……?

cyborg.jpgニール・ハービソンさん「dezeen」より参照


■「アイボーグ」完成までの道のり

 ハービソンさんは、生まれつき色覚異常を持っていた。その症状とは、目に入るもの全てが灰色の影のように見えてしまうというものだ。それはまるで、他の人がハイビジョンの映像を見ている中、自分だけ低解像度の白黒テレビを見ているようなものだとも表現される。信号機や標識の色が認識できないため道路もうかつには歩けず、それ以上にハービソンさんにとっては、「世界の美しさ」が感じられないことが本当に悲しかったという。

 それでもアーティストである彼は、人々を感動させる「美」の何たるかについて、常に考えていた。そして今から10年前、人々がどのような世界にいるのか、テクノロジーの力を利用して感じてみようと決意したのだった。

 そうしてハービソンさんは人工頭脳学者アダム・モンタンドン氏と共同で「アイボーグ」の制作に成功。その結果、彼はこれまで誰もやったことのないような方法で色を感じ取ることができるようになった。

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