最強の“若返り薬”への可能性が開かれる 実験で明らかになった「NMN」の重要性とは?

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■老化の原因1=ミトコンドリアの衰え

 まず、ゴメス氏のチームは、生後6カ月の若いネズミと22カ月の年老いたネズミの骨格筋の細胞内において、遺伝子情報を運んでいる「メッセンジャーRNA」の値を比較した。その結果、若いマウスと年老いたネズミでは、細胞核における「メッセンジャーRNA」の値にはそれほど差がないことが判明する。ところが、それとは対照的に、ミトコンドリアにおける「メッセンジャーRNA」の値は、歳ととともに衰えていた。この時点で、ミトコンドリアの衰えこそが老化の原因であることが確認された。


■老化の原因2=「SIRT1」の不足

 次に、このように対照的な値の変化を見せる物質が、もう一組発見される。長寿に強く関わっているとされ、細胞内で、核とミトコンドリア間の連携を促す仲介者的な役割の「SIRT1」というタンパク質と、「HIF-1α(低酸素誘導因子)」というタンパク質だ。

 「SIRT1」が不足している年老いたネズミでは、逆に「HIF-1α」が高い値を示すのだというが、「HIF-1α」の増加は、細胞の構成分子の連携(核とミトコンドリアなど)に大混乱をもたらすのだという。

 以上の結果は、細胞核とミトコンドリアとの間の連携は、「HIF-1α」と「SIRT1」という2種類のタンパク質の量に左右されているという事実を示している。細胞内の「SIRT1」の値が高く、核とミトコンドリア間の連携が良好になされる限り、老化は抑えられるそうだ。


■老化の原因3=「NAD+」の不足

 しかし話はより複雑で、その「SIRT1」というタンパク質に仕事をさせている存在があり、それこそが「NAD+」と呼ばれる分子であるという。「NAD+」が不十分だと、「SIRT1」は「HIF-1α」を監視する能力を失ってしまうそうだ。つまり、哺乳類の老化にとって決定的に重要なのは、「NAD+」の量であり、その減少こそが、年齢による衰えの原因であるということだ。ゴメス氏のチームはこれらを実証するため、22カ月の年老いたネズミに、1日に2回ずつ1週間にわたって、「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」と呼ばれる「NAD+」の値を上げるための分子を投与し続けた。

コメント

2:morton 2015年1月7日 19:36 | 返信

とても関心のある分野です。私は近畿、W県W市木広町2-27に住む作曲家(プロ、クラシック系)・
詩人・歌人です。NHKのTV放送を見ながら拍手いたしました。NMNによって若返って寿命の伸びることは私のような芸術家にとってとても大切な要件です。アルツハイマー病が治るということも「素晴らしい!」と感じました。

1:匿名 2015年1月5日 11:09 | 返信

血糖降下剤「NMN」が話題に???なぜ???「糖化抑制」能力(酸化抑制も同時にあればBest)は老化スピードを遅らせる事はあっても若返りは有り得ない。

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