しゃべる犬!?「疲れた~」「お腹空いた~」夢の装置は「バウリンガル」を超えられるか?

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 それに加え、先ほど述べたように、空腹のような感情を読み取るためにはそれを司る視床下部をチェックできなければなりませんが、視床下部は脳の奥底にあるため、通常の脳波計測では不可能です。視床下部の様子を知るのならば、fMRIなどの大規模な装置が必要となります。そんな機能を簡単なヘッドセットに持たせることができたら、それは確かにとてつもないイノベーションですね。

 もっとも、開発している企業もまだまだ開発途上であることは認めており、今後のための出資要請だということをあくまでも主張しています。ただ、先の指摘に鑑みるとこのままの方向性で開発を継続しても、完成するとは思えません。かつて日本でも「バウリンガル」という、犬の言葉を翻訳する玩具が話題になりましたが、こちらの玩具は脳波を計測することによってではなく、犬の吠え方を類型化して分析し、犬の感情を読み取るということでした。そのような方向転換をしない限りは、夢の装置の完成は夢のまた夢のようです。
(文=杉田彬)

参考:「POPULAR SCIENE

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