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バナナワニ園

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伊豆

初出 日刊サイゾー 2010.04.03

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昨年リニューアルされてドーム状の屋根がついたワニ飼育ゾーン。

この退屈なご時世に、退屈しのぎに退屈そうな場所に行ってみるシリーズ【退屈巡礼】。今回は、伊豆にある「バナナワニ園」を訪ねてみました。

 「名前はよく聞くけど、実際に行ったことはない」という観光スポットって、意外にたくさんありますよね。最新スポットは、正直たいして代わり映えしないところでもテレビなどでバンバン紹介されますけど、古くからあるところは強烈な個性を秘めていながら、改めて紹介される機会に恵まれないばかりに埋もれつつあるという、残念なことになりがちです。そんなワケで、本当に微力ながら、「あえて今! の定番スポット」もこの連載では紹介していきたいと思います。

 そんな「名前は知ってるけど、意外と中身は知らない」スポットのひとつ? と思われる代表格は、伊豆にあります「熱川バナナワニ園」。恐ろしくインパクトの強い名前は誰でも一度は聞いたことがあることかと思いますが、その実態は謎......というわけで熱川に向かったのですが、現地では驚きも多数。やっぱり、何事も行ってみないとわからないものですね。

 そもそも、なぜ「バナナワニ園」って名前なの? というのは誰もが感じる疑問でしょう。そこで園の人に尋ねてみたところ、「開園当時(なんと昭和33年!)は、バナナは超高級品で庶民の憧れだったので、熱帯動植物園を作るにあたって、南国の動物の代表が「ワニ」、植物が「バナナ」ということに決まったんですよ」とのこと。決して「バナナワニ」というワニがいるわけではないので、お間違えなきよう(園のマスコットキャラはバナナとワニが合体したような感じですが)。

 まず「ワニ」ですが、これが想像以上にマニアックな収集ぶりでまたビックリ。ワニは世界で21種類いるのですが、なんとここにはそのほとんどを網羅し、大小合わせて200頭以上も飼育されているのです。もちろんその充実度世界一!......って、ほとんど動かないワニばかり見て楽しいのか? という人もいるかもしれませんが、そんな人は毎週日曜日の昼1時からの「餌付けタイム」に合わせて行くのがオススメ。エサを喰らう大迫力の獰猛な姿を楽しめます。

 この大量飼育を可能にしているのが熱川の温泉熱なのですが、なんと源泉の温度は98度! おかげで園内はまだ寒い季節だというのにじっとり暑いぐらいで、本当に熱帯のようです。

 そして「バナナ」というか植物園ですが、これが行くまではオマケ程度のものかと思っていたら、とんでもない! 実は熱帯植物園の方が敷地としては広く、その温泉熱のおかげで冗談じゃないほど巨大に育った植物群には誰もが圧倒されるはず。なんだか人食い植物でもいるんじゃないのか? というムードさえ漂っていますが、ランやハスなどの美しい花も楽しめますのでご安心を。

 他にも世界最大の淡水魚・ピラルク、世界最大のリクガメ・ガラパゴスゾウガメなどなど、やたらに大きいものがたくさん飼育されております(でも、一番人気はレッサーパンダだったりしますが)。名前のインパクトに全然負けていない、充実の内容なのでありました。

建物外観。昭和レトロな趣きの残る建物。

バナナとワニが合体した直球なマスコット。
まだこのキャラのグッズはありませんでしたが、これは期待したい。

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