外国人写真家が見たニッポンのダークゾーン

外国人が撮影したニッポンのヤクザ・ドヤ街!! 違法すれすれ、マグナムの圧巻キャンディットフォト

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 キャンディットフォトという言葉をご存知であろうか? 自然な表情を捉えるために、街中の人々を承諾なく撮影することである。混同しがちであるが、軽犯罪法や迷惑防止条例の定める法解釈では、俗にいう「盗撮」とは異なる。とはいえ、街中でいきなり知らない人に写真を撮られていい気がするものではない。しかし、世界的に権威ある写真家集団であるマグナムには、とんでもない撮影手法で人々を撮影する写真家がいるのだ。今回は、彼の作品の中でも、ヤクザやドヤ街といった我がニッポンのダークシーンを撮影したシリーズを紹介しよう。

■もともと近距離で撮影する方だったが、年を取るにつれてどんどん近くなってきた

bg.jpg画像は、「ERIC KIM STREET PHOTOGRAPHY」より

 彼の名前は、ブルース・ギルデン。1946年にアメリカのブルックリンに生まれ、もうすぐ70になるが、マグナムの一員として精力的に活動を続けている。右手にカメラ、左手でケーブルでカメラに繋いだフラッシュを持ち、街行く人々を真っ正面からいきなりフラッシュを使って撮影するという、まさに写真の居合い抜きのような彼ならではの撮影スタイル。ただでさえ大男のギルテン、この手法でニューヨークのギャングも撮影するというから驚きだ。護身用にジャケットにはナイフを忍ばせているという。論より証拠、ニューヨークで実際に撮影している風景があるのでご覧頂きたい。

動画はYouTubeより

 いきなり真っ正面からフラッシュを浴びせられて驚くご夫人から、ギルデンの撮影に気づきニコリと笑う老紳士。そこへ「笑うんじゃない、そのまま歩け歩け!」と容赦のないギルデン。不審者扱いで警察沙汰になったり、撮影されて口論になるなど、彼の撮影手法については賛否両論であるが、一方で世界のアートシーンにおいて高く評価されているのも事実である。自身は、「もともと近距離で撮影する方だったが、年を取るにつれてどんどん近くなってきた」と語っている。使用カメラは21ミリのついたライカがメインだ。

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