300人以上を殺害!? アメリカ史上最悪の連続大量殺人鬼ヘンリー、母親に感情を壊された男

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■仲間を得て、連続殺人鬼に変貌

 出所後、ヘンリーは2人の少女を誘拐しようとして失敗。再び刑務所に戻り、3年半の服役を終えてから、人生を立て直そうと移住したペンシルベニア州で、子持ちの女性と結婚する。すでに39歳になっていた彼はやっと落ち着くかと思いきや、妻の連れ子たちに性的いたずらをしたのではないかという疑いをかけられ、家を追い出されてしまう。真面目に生きようと思っても、そうすることができないヘンリーは、高速道路に沿って移動しながらブルーカラーの職を点々とし、とうとう目についた女性を誘拐、強姦、殺害する生活に突入した。

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ヘンリー(左)、オティス(右)「Criminal Minds」より

 40歳のとき、ヘンリーはフロリダ州の食糧供給所でオティス・トゥールという男と知り合い友人となる。オティスは幼い頃から、母親による女装の強要や暴行、そして親戚からの性的虐待を受けながら育っており、父親がアル中、思春期真っ盛りの14歳で殺人を犯したという点までヘンリーと同じだった。意気投合した2人は性的関係を結び、オティスの10歳の姪ベッキーを含む3人での同棲を開始。43歳のヘンリーは、その後3年間、オティスとともに屋根修理業者として働きながら、空いた時間には高速をドライブし、女性を誘拐しては、強姦、殺害し続けた。

 当時のことについて後にヘンリーは、「オティスとともに108人を殺害した」と告白。人喰いカルト「死神の手」に心酔していたオティスがターゲットを選び、遺体をバーベキューにして食べていたことも明かしている。ちなみにヘンリーはバーベキューソースが嫌いだったため、人肉はあまり食べなかったとも述べている。


■仲間と決別したものの……

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ベッキー「Criminal Minds」より

 殺人コンビが決別したのは、ベッキーのことがずっと好きだったヘンリーが、彼女と性的関係になり、2人で駆け落ちしたためだ。一人残されたオティスは激怒し、うさを晴らすかのように1年間に6つの州で9人を殺害。やがて逮捕されて死刑判決を受け、それは後に終身刑に減刑されたが、1996年に肝不全のため49歳で死亡した。

 ヘンリーとベッキーはテキサス州に移住し、ケイト・リッチという老女の家に住み込み、雑用をしながら暮らすようになったが、近隣住民の小切手を盗んで現金化していたことが判明し、追い出されてしまう。

 その後、2人は近くにあるキリスト教ペンテコステ派の共同生活体「祈りの家」に身を寄せ、そのリーダーから屋根修理職人として雇われていたが、その日々も長続きしなかった。最愛のベッキーに宗教心が芽生えてしまい、ヘンリーに更生するよう迫り始めたのだ。そのことに嫌気がさしたヘンリーは、カッとなりベッキーを殺害、遺体をバラバラにして広大な空き地に捨てたのだった。

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ケイト「Criminal Minds」より

「テキサスで住み込みの仕事を与えてくれたケイトに追い出されさえしなければ、ペンテコステ派と関わることもなく、ベッキーも殺さずに済んだはずだ」と逆恨みしたヘンリーは、その3週間後、世話になったケイトを「一緒にベッキーを探して欲しい」と呼び出して殺害。その遺体をバラバラにして、キャンプ場の排水溝の中に押し込み、それから数ヶ月、気のむくままに州から州へと移動した。しかしケイト殺しの容疑がかけられていることを知ると、再び「祈りの家」に舞い戻り、排水溝から遺体を取り出し、焼却炉で燃やし処理した。

 その直後、ついに警察はヘンリーを逮捕。遺体も発見され、彼はベッキーとケイトを殺した罪で起訴される。

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