日本の捕鯨禁止の謎 ― なぜ、欧米は理不尽に日本の捕鯨を厳しく取り締まるのか?

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■各国が恐れる、日本の魚群探知機!?

 オーストラリアは、長年、太平洋の権益をほしいと考えている。しかし、オーストラリアと太平洋の間には、インドネシアがあり、そのインドネシアが邪魔で、オーストラリアは太平洋の権益を得られないのである。まさに、中国と日本の関係と同じだ。そのため、オーストラリアは、潜水艦などを使用して行動しているのであるが、日本の捕鯨船団が「平和に」インドネシア領を通ることで、オーストラリアにとっては海軍の潜水艦の作戦行動が全部ばれてしまうということになるのである。

 そのため、オーストラリアは日本の「南氷洋に限り」調査捕鯨、もっと言えば捕鯨船の往来を禁止し、南氷洋における日本の捕鯨の中止を申し立てたのである。

 日本の調査捕鯨は、「日本の捕鯨船の魚群探知機などの機械の性能が良かったから」中止になったものであり、科学的根拠などに基づいたものではない。

 このことは、クロマグロでも同じで、太平洋のクロマグロの統計なども、実際に減っていることは事実であるが、日本の漁船のレーダーによる潜水艦行動を問題視して、アメリカや中国が大きく倦厭を表明しているのである。

 逆に考えれば、「日本は軍隊がなくても、装備は軍隊と一緒」というような状況であり、いつでも民間船を徴用すれば軍隊に転用できるということになるのである。そして、今回の「調査捕鯨中止の判決」は、「日本右傾化」または「日本が軍事大国になるのではないか」というような懸念から、日本に不利な判決が出たのである。そして、このようなことを認識できていない日本政府は、海外においてまったく見当はずれな交渉をしてしまったのではないかと考えられるのである。

 このことによって、日本は「調査捕鯨」と同時に「捕鯨船の往来」、そして、「日本の遠洋漁業の往来」を失ってしまったのである。

 まさに、日本封じ込め、または日本の再軍備を避けるための、大きな陰謀を、オーストラリアが中心に行い、日本はそれを仕掛けられたことにも気づいていないという状態なのである。相手が気付かないうちに、効果を出す。これが「陰謀」なのである。
(文=聖橋乱丸)

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