地球上で最も黒い「黒色」が開発される ― 光を飲み込む「バンタブラック」。ブラックホールに最も近い世界

■“ブラックホール”に最も近い黒色

 サリー・ナノシステムズ社技術部のチーフ、ベン・ジェンセン氏はバンタブラックは光学機器のナノテクノロジー応用において、英国が成し遂げた偉大な発展だと語る。

 そして、色彩科学の教授であるリーズ大学のスティーブン・ウェストランド教授は、「この素材は、高感度望遠鏡の能力をさらに向上させ、迷光を減らします」と、インタビューに答えている。また教授は、「これらの新しい素材は我々が入手可能な中で最も黒く、我々が想像する“ブラックホール”に最も近いものだ」とも語った。

 このような優れた発明は、当然軍事的な用途に応用されることが懸念されるが、サリー・ナノシステムズ社は、「軍事的な用途があるかどうかの質問には一切答えられません」とガードが堅い。この素晴らしい発明を、どうか人間の生活向上のために使用してほしいと願わずにはいられない。

参考:「Daily Mail」、「Independent

文=美加リッター

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