呪われたホテル・セシルで起きた実際の事件!

女性が“何か”に怯える不可解な映像と貯水槽の遺体…、呪われたホテルで起きた未解決事件!

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 この世には不幸な事件がたくさんある。しかし、それがどんなに残酷なストーリーであれ、不思議な事件には興味がひかれてしまうものだ。今回紹介する怪奇事件はかなり不思議な話である。もちろん、いまだに犯人はわからない。

 2013年の春先、アメリカを旅行中のカナダ人女子大生が、宿泊先のホテルで姿を消した。

 それはありふれた失踪事件に思えた。だが3週間後、彼女の遺体がホテル屋上の貯水タンクから発見されると、事件はとびきりのミステリーと化した。自殺か他殺か? 魔のホテル・セシルに棲みつく死霊の呪いか? さまざまな憶測が飛び交った。

 ロサンゼルスを揺るがせた未解決事件を報告しよう。


■消えた女学生

女性が何かに怯える不可解な映像と貯水槽の遺体…、呪われたホテルで起きた未解決事件!の画像1事件当時を伝えた記事「DailyMail」より

 死体は朝、見つかった。

 2013年2月21日火曜日の早朝─。ロスのダウンタウンにある2つ星ホテル「セシル」の客たちが騒ぎはじめた。水道の蛇口をひねっても、水はチョロチョロ…。これじゃ顔さえ洗えない。急遽、呼び出され保守作業員が、屋上の貯水槽を点検すると、4つの巨大なタンクの1つから、若い女性の腐乱死体が見つかった

 ロス市警は、この遺体が3週間前の1月31日に同ホテル内で行方不明になった、中国系カナダ人学生、エリサ・ラム(21歳) と断定した。

 バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学に籍を置く彼女は、単身・カナダから南カリフォルニアのサンタクルスに向かう旅の途中だった。警察の発表によれば、エリサは車ではなく鉄道やバスを使って移動していたらしい。ロスに立ち寄った理由は不明だという。ちなみに、彼女は英語と広東語が話せた。


■閉ざされた屋上への道

 最初、当局はこれをよくある自殺だと考えた。しかし、調べるにつれて、次々と不可解な点が浮上してきた。仮に自殺だとしても、屋上に出るには、アラームの付いた従業員専用ドアを抜けて、非常用階段を使う必要があった。現場は、初めての利用客がフラリと迷いこめるような場所ではないのだ。彼女は一体どうやって、そこにたどりつけたのか?

 なんとかして屋上に上がれたとしても、貯水設備の巨大なタンクの上に登るには、ハシゴの助けがいる。その上、蓋はひどく重たく、小柄な女性の力では歯がたたない。

 これを裏付けるのが、ロサンゼルス・タイムズに載った市警広報官のことばだろう。「午後になって、彼女の体を取り出すために、2ダースもの消防士が動員された。4つの貯水槽は密に並んでいる上に、蓋は小さい。われわれはタンクの一部を切断しなければならなかった」。

■深夜の怪音とエレベーターの謎

 一方、他殺説をほのめかすのが、同じホテルに30年あまり住み続けるバーナード・ディアズ(89才)が、同紙の取材に答えた次のセリフだ。「(エリサが行方不明になった夜)上の階からこれまで一度も聞いたこともない激しい物音が響いてきました」。さらに彼はその夜、3階と4階の間に起きた配水管の故障で、ホテルのフロアに水が溢れだした事実についてもふれている。

 もう1つ、興味深いものがある。同じ夜、ホテルのエレベーター中で撮影されたセキュリティ映像がそれだ。これはロス警察が公表した。

 そこには、エレベーターの隅に身を隠して、誰か(─それとも“何か”?─)をやりすごそうとするエリサ、狼狽して繰り返し廊下をうかがう、混乱のきわみにあるエリサの姿がはっきりと映っている。

 ストーカーから逃げていたのか? …だが、ホテルの従業員は言う。彼女が他人といたところを見かけたことがないと。では精神錯乱か? やがて、エリサは廊下に走り去るのだが、その後、不思議なことにエレベータはひとりでに昇り降りを繰り返す

 眼をこらすと、その小さな空間に、何かが「いる」ように見えるのは筆者の気のせいだろうか。ご興味の向きは是非、動画をご覧いただきたい。

■蘇るセシルの黒い歴史

 以上で、すでに十分ミステリアスなエリサ事件だが、ここにさらに複雑な陰影をあたえているのが、ダウンタウンの中心地スキッドロウに位置する、1920年代創業のホテル・セシルの呪われた歴史だ。

 実はセシルは、これまで何度も凶悪殺人事件の舞台となった、いわくつきの悪所なのだ

 まず1964年、とある年配女性が一室で遺体となって発見された。死因はいまだ不明のままだ。

 1980年代半ばには、「夜のストーカー」と呼ばれて、ロス界隈を恐怖のどん底に陥れた連続殺人鬼、リチャード・ラミレスの常宿だった。彼はセシル内で13人もの人々の殺害し、11人の女性をレイプしたという。

 その後も、やはりここに住みついたオーストリア出身の悪名高き女性連続殺人鬼、ジャック・ウンターヴェーガーがホテル内で少なくとも3人の女性を絞殺している。

 それでも、セシルは現在でも営業をつづけている。ネットで予約がとれるのには驚くばかりだ。なんと、このホテルの忌まわしい過去を承知の上で宿泊を希望する客が後を切らないのだという。
 
 旅行中の女子学生を見舞ったこの怪事件については、現在映画化が進められているそうだが、亡くなったエリサさんには心からご冥福をお祈りしたい。

文=石川翠

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