新宿署に実在した“特命係”の闇 ― 男性憤死事件の真相を隠蔽する「特命捜査本部」とは?

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 原田さんは、この件で夜遅くまで取り調べを受けた。その過程で被害者とされる女性が、痴漢をした人間と「服装が違う」と話し、また「よく覚えてない」「顔は見ていない」と大幅にトーンダウンし、被害届も出されていなかった。この時点で痴漢の容疑は晴れていた。だが、この件は原田さんに告知されなかった。
 
 原田さんは一旦釈放されたが、もう一度、新宿署に訪れることを約束させられた。だが、容疑が晴れたことは告知されていない。この呼び出しが、痴漢容疑のためと思い込んでいた。

 新宿署を後にした原田さんは母校の早稲田大学の最寄り駅、東西線・早稲田駅ホームで転落。電車にはねられた。自殺とみられている。この事実は、原田さんのICレコーダーに残されていた音声から発覚する。録音は事故にあった瞬間まで記録されていた。

 原田さんの母親である尚美さんは、牛込署から原田さんが事故前夜に新宿署にいたことを知らされる。尚美さんは、新宿署へ向かい、残されたICレコーダーの内容が、痴漢容疑の取り調べだったこともあり「関連があるのではないか?」と、問い合わせた。

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