ET-KINGのTENN氏逝去 ― メンバーが他界した音楽グループのその後の活動とは?

0926etking_top.jpg※イメージ画像:「ET-KING 公式ホームページ」より

 25日、人気ヒップホップグループET-KINGでMCを務めるTENNさんが、大阪市天王寺区のマンション駐車場に止まっていた自家用車で、首をつった姿で発見された。自殺と見られる。35歳だった。

 ET-KINGは1999年に大阪で結成。2006年のメジャーデビュ後も地元を拠点に活動を続けてきた。「愛しい人へ」、「ギフト」などのヒット曲を出したが、結成15周年の今年、4月29日の全国ツアー最終公演をもって、充電期間に入り活動を休止していた。2012年には、TENNさんとSPEEDの上原多香子さんとの結婚も話題となった。

 TENNさんは、死亡前日の24日午前にオフィシャルブログを更新している。「作る」と題された記事には「曲を、、0から生み出す作業。なかなか難しいが、出来上がりは嬉しい」と記されている。これからに向けて、前向きな言葉を記していただけに、ファンからの悲痛なコメントが書き込まれている。

 だが、最後の書き込みは前向きとも取れる一方で、ミュージシャンの「産みの苦しみ」を吐露しているようにも見える。

 メジャーの第一線で常に新しい音楽を作り続けることは相当なプレッシャーであることは容易に想像がつく。そのため、心を病んでしまうこともあるだろう。場合によってはドラッグに手を出してしまったり、また自ら命を断つ道を選ぶこともある。

 ミュージシャンと死の関わりは深い。1994年には「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」で一躍メディアシーンに踊り出た、『ニルヴァーナ』のヴォーカルであるカート・コバーンが、ショットガンで頭を撃ちぬいて自殺を果たす。銃口を口にくわえ、足の指で引き金を引く壮絶な手段を取った。自分たちの音楽が、アンダーグラウンドからメジャーに引き上げられてしまったことに深く失望したためといわれている。

 1980年にはイギリスのバンド『ジョイ・ディビジョン』のヴォーカルであったイアン・カーティスが首吊り自殺。持病や人間関係に行き詰っていたという。残されたメンバーは、その後、テクノロックバンド『ニュー・オーダー』を結成する。大ヒットとなった「ブルー・マンデー」は、イアンの自殺を知った月曜日をテーマとした曲である。

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