KAT-TUNがSMAP・嵐と比べてイマイチな理由が明らかに!! サイキック芸人キックが説く「数字論」！

～サイキック芸人・キックが、豊富なスピリチュアル・オカルト知識を生かして、最新ニュースを豪快に読み解く、芸人キックの、「第三の目で見るニュース」～

第19回【SMAP】

※イメージ画像:SMAP『Mr.S（通常盤）』（ビクターエンタテインメント）

　ここ十数年の芸能界の中で、名実ともに「国民的アイドルグループ」と言えるのは、誰がどう見てもSMAPしか考えられない。「世界に一つだけの花」、「夜空ノムコウ」など数々のヒット曲を世に送り出し、それぞれのメンバーが個性を生かしてドラマからバラエティまで幅広い分野で活躍し続けている。

　今年7月26～27日に放送された『FNS27時間テレビ』では、96年に脱退した元メンバーの森且行からの手紙が読み上げられ、現メンバーの5人が涙を浮かべる場面もあった。

■森且行復帰は縁起が悪い？

　これまでタブーとされていた森の話題が大きく取り上げられたことで、一部では「ついに森君がSMAPに復帰する？」といったウワサも飛び交っている。オートレーサーとして活躍する彼が、まさかの電撃復帰を果たすことはあり得るのだろうか？　キックは「数字」という観点からその可能性について考える。

「森さんがもし復活したら、SMAPは6人になりますよね。この『6』という数字はあまり縁起が良くないんです。サイキックの世界では『奇数は陽、偶数は陰』と言われています。人一倍、運というものを気にすることで有名な萩本欽一さんは、番組の出演者の人数を奇数が良いと言っていたようです。奇数にすると陽の状態が保たれて、番組が盛り上がるんです。

　SMAPも、本当の意味で人気が沸騰して国民的アイドルに上り詰めたのは、森さんが辞めて5人になってからですよね。やっぱりメンバーの人数は奇数のほうがいいんです。

　奇数なのはSMAPだけではありません。人気のあるバンドやアイドルグループを思い浮かべてみてください。そのほとんどが、メンバー構成を奇数にしているはずです。ジャニーズでも、嵐やTOKIOは5人。関ジャニ∞も8人から7人になって人気が安定してきました。それに比べてKAT-TUNが今ひとつパッとしないのは、人数がもともと6人で現在は4人。偶数の時期が続いているからです。

■ももクロも早見あかりが抜けて人気が出た？

　例えば、ももいろクローバーZも、早見あかりさんが脱退して6人から5人になってから、グループとして爆発的に売れていきましたよね。早見さんは、そこでまた運を貯めたのですが、それはまた別の話として、とにかくももクロは5人で陽の力を出して世に出て行きました。

　実際、奇数にするべきだというのは、人間関係の観点から見ても根拠があるんです。例えば、メンバーが6人だと、どうしても「2人＋2人＋2人」とか「3人＋3人」といった派閥ができやすい。それぞれが、『気が合うメンバーとだけ付き合っていればいいや』という感覚になりがちなんです。そうなると、本人たちは安定感があってやりやすいのかもしれませんが、グループとしてのまとまりには欠けるので、見ているほうとしては面白くないと感じられるのです。

　その点、奇数だと、人間関係が複雑になり、なかなか安定しません。派閥も生まれにくい。だからこそ緊張感が保たれて、組織が活性化するのです。グループというのは、仲が悪いとウワサされるくらいでちょうどいいんです。

　どうしてもSMAPに森さんが戻らなくてはいけないとすれば、1つの番組だけ、1つの曲だけ、といった限定的な形で復活すれば、ダメージが一番少なくて済みそうです。その場合も、SMAPを名乗るのではなく、「SMAP featuring 森且行」にするとか。これだと「5人＋1人」でそれぞれ奇数になりますからね。とにかく偶数を避けて、6人でまとまらないようにするのが大事だと思いますよ」

　数字の観点から森の復帰はあり得ない、と断言したキック。世間では密かに期待されている電撃復帰も、サイキックの見地からはあまりオススメできないようだ。

　それにしても、SMAPはなぜここまでの超人気アイドルグループになることができたのか？　キックの回答は「全員が全員、ただ者じゃないから」。この場合のただ者じゃないというのはもちろん、アイドルとしての才能があるということに加えて、サイキックな意味も含まれている。