穴だらけだった、猪瀬直樹の置き土産! 東京都24時間都営バス・地下鉄構想が崩壊

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1003shinyabus_top.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 東京都は10月いっぱいで、週末に渋谷~六本木間で行なわれている都営バスの24時間運行を廃止すると発表した。

 都バスの24時間運行は、2013年12月に「深夜交通を充実させることで、国際都市東京の魅力を高める」との目的で金曜深夜と土曜未明に限って試験的に運行を開始。将来的には、都営地下鉄の24時間運行を見据えた措置であった。猪瀬直樹元都知事の“置き土産”とも言える政策だ。

 しかし、5,000万円の不正献金疑惑が発覚し、猪瀬元都知事はわずか1年で辞職。24時間バスだけがほそぼそと残り、最近は利用者数も落ち込んでいた。後任の舛添要一新都知事も「典型的な失敗例。23区で24時間運行をする一方で多摩地区ではサービスが削減されている」と政策を批判していた。

「渋谷と六本木は直線距離なら約2キロほど。タクシーでも深夜料金込みで2,000円ほどです。24時間バスの料金は大人420円と高額で、本数も1時間に1本しかありません。渋谷で飲んでいて六本木に行こうとなって、わざわざバスを使う人はいないでしょう。終電や始発電車との接続も悪いですし、結局は需要がなかったということですね」(週刊誌記者)

 また、猪瀬元都知事が掲げた地下鉄の24時間運行にも問題が山積みだ。モデルとしたのはニューヨーク地下鉄の24時間運行である。しかし、東京とニューヨークではそもそもの設備が異なる。

 日本の鉄道は終電から始発までの深夜帯に点検整備を行っている。一方、ニューヨークの地下鉄は上り・下りの線路を2本ずつ持つ複々線のため、随時、片方の路線を休ませて点検を行うことができる。さらに、路線間に連絡線が存在し、深夜帯は別のルートを通って目的地へ向かうことも可能だ。だがその分、ダイヤの乱れは当たり前で、本数も1時間に1本程度となっている。

 さらに東京都の都営地下鉄は、乗り入れる私鉄の線路レールの幅がバラバラとなっている。いまさら、すべてを統一することはできない。また全線が複線運行となっており、ニューヨークにならい、複々線化すべくトンネルを新たに作るとなれば、莫大な費用がかかってしまうため現実的ではない。

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