TV業界「金か芸能人で釣るしかない」 街頭インタビュー拒否する人々続出で

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吉沢ひかる

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街頭インタビュー

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画像は、Flickrより。tv terror/Araí Moleri Riva-Zucchelli

 視聴率の低下、広告収入の減少、自主規制の増加など、日本のテレビ業界は様々な問題を抱えているものの、その中でも今最も深刻な悩みが全く別のところにあると聞いた。それは、番組に出演してくれる一般の方々が減少していることである。

「ここ5年ほどで顕著になっていますが、街頭インタビューなどで声をかけても、なかなか出てくれる人がいません。他にも、何かの検証をおこなうような場合にはスタジオに来てもらうので軽い粗品つきでお願いするんですが、それでも人を集めるのに苦労しています」(バラエティ番組アシスタントディレクター)

 たとえば番組内で『1,000人に聴いた好きな歌手ベスト10』などのランキング企画をおこなう場合には、街頭インタビューは欠かせというが、そのような人数を集めるのはほぼ不可能になっているそうだ。

「今は100人でさえ苦労しますよ。その100人も本当は50名…いや、10名程度しかインタビューできないこともたまにあります。番組で使えそうなコメントを言ってくれた人が数名いれば、どうにか企画は成り立つので、そのコメントを使って100名に聞いた…という形にせざるを得ませんよ」(同・バラエティ番組アシスタントディレクター)

 東京の繁華街などでテレビカメラのクルーを見かけることがよくある。人気のテレビ番組ともなれば多くの方々が喜んで出演しそうな気もするが、今はそうではないらしい。

「人気番組でもスタッフだけで行くとほとんど断られます。理由は二つあると思います。ひとつはテレビがあまりに嫌われ過ぎました。編集でコメントを適当に切り張りされて、言ってもないことを言っているように見せてきた番組が多いので、嫌われました。もうひとつは怪しまれるのが理由です。最近はアダルト関連のナンパ企画と間違えられることもあって、女性は特に応じてくれません」(テレビ制作会社スタッフ)

 ひとつ目の理由は自業自得とも言えるが、もうひとつは少々可哀想でもある。しかし、一般の出演者が減っている今、現場はどう対応していくのであろうか。

「今後もこのような状況が続くなら、エキストラ事務所から人を派遣してもらうパターンを今より増やすしかないです。でも、エキストラを頼っても平日の昼間などに来てくれる人は限られてますから、いろいろな番組に同じ人が出てしまうこともあるので困るんです」(テレビ番組関係者)

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