自分の胸で“顔”を育てる重症熱傷患者=中国
【驚愕医療】自分の胸で“顔”を育てる重症熱傷患者=中国
やけどや外傷によって皮膚が大きく損傷してしまうと、時に皮膚移植を必要とする事態に陥ってしまいます。近年は、人為的に培養した皮膚の移植も少しずつ行われるようになってきましたが、まだまだ一般的には、患者の身体の一部から健康な皮膚を採取して移植するケースが多いようです。しかし身体の他の部分から皮膚を切り取るため、どうしても面積が制限される上、移植後に縮みが起きるなどの課題もあるとされています。

しかし、これらの課題を解決するかもしれない(?)、驚きの皮膚移植法に中国の医師たちが挑んでいる模様です。英紙「The Daily Mail」が今月13日に報じたところによると、その方法とは、なんと移植部位にフィットする大きさと形の皮膚を、あらかじめ患者の身体で“育てて”から採取するものだというのです。

話題の治療は、遼寧(りょうねい)省にある瀋陽軍区総合病院で行われています。患者は、仕事中の感電事故で火傷を負ってしまった技術者、ヤン・ジャンビンさん。顔面の皮膚の状態が特に深刻で、彼の右目や鼻は失われてしまいました。そこで医師たちは、ジャンビンさんの胸の皮膚を顔面に移植することを決定。
しかし医師のチームは、すぐにジャンビンさんの胸から皮膚を切り取ることはしませんでした。驚くべきことに、左胸部に6カ月にわたって少しずつ生理食塩水を注入したのです。こうすることで胸部の皮膚は引き伸ばされ、バスケットボールほどの大きさの“顔”となり、顔面にフィットする移植用皮膚となりました。

そして間もなく、ジャンビンさんの左胸部の“顔”を用いた皮膚移植手術が行われると伝えられています。手術は、今後2年間のうちに計5回行われる大がかりなものとなるようですが、再び笑顔を取り戻すために頑張るジャンビンさんと、手を尽くしてそれを支援する医師たちを応援したいですね。
(編集部)
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