写真での公開に臆測多数

湯川遥菜氏の処刑シーンが公開されない理由とは? “例外なき”イスラム国で一体なぜ?

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湯川遥菜氏の処刑シーンが公開されない理由とは? 例外なきイスラム国で一体なぜ?の画像1画像は後藤健二さん

■“斬首”も利用するイスラム国のイメージ戦略

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に拘束されていた湯川遥菜さんが殺害された可能性が濃厚となっている。まずは、湯川さんのご冥福をお祈りしたい。

 今回の湯川さんの殺害事件を受けて、世界各国の情報機関に独自の情報源を持つ危機管理コンサルタントのA氏に、事件の真相を聞いてみた。

「残念ですが、湯川さんは殺害されたようです。ISはこれまで処刑シーンをYouTubeなどで公開してきましたが、湯川さんについては映像が公開されず、胴体の上に切り落とした首を載せた写真しか公開されませんでした。

 ある中東の情報筋の話によれば、これにはIS側の都合のようなんです。湯川さんが処刑される際に命乞いをしたため、見るに耐えない処刑シーンになった可能性があると……。

 これまでISが公開した処刑シーンは、処刑されるほうにも“武士の切腹”のような潔さがありました。これはISが意図的に狙ったものでした」(A氏)

 確かに、これまで公開された欧米系ジャーナリストの処刑シーンは、抵抗することもなく、あまんじて死を受け入れるような印象を受ける。

「ISが処刑シーンを公開する理由は2つです。ひとつは外国人兵士の募集。もうひとつは資金調達です。欧米で“IS cool!”という言葉が聞かれるように、ISは“格好いい”をコンセプトにして独自メディアを通じて情報を発信しています。

 ですから、処刑もイスラムを連想させる砂漠の真ん中で、遊牧民の古の流儀に従い首を切り落というやり方をとります。すべては、その姿に憧れを抱き兵士を志願する人々や、彼らに“希望”を感じた人々からの金銭的援助を集めるための“イメージ戦略”なんですよ。

 また、当然ながら、ISは捕虜には『死んだほうがマシだ』と思わせるまで徹底した拷問を加えます。それによって、処刑される時には、捕虜は死地にありながらも『死によって苦痛から解放される』と冷静に死を受け入れるわけです。

 しかも、これまで処刑された方はジャーナリストですので、ISに拘束されたら自分がどうなるのか、覚悟もあったでしょう」(A氏)

 湯川さんの最期がどうであったのかは、あくまでも推測の域を出ないが、日本人が海外で残忍に処刑される現実には目を覆いたくなるばかりだ。

イスラム国とは何か

ほんとに、なんなのか……

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